与那国フィールドノート -279ページ目

森の中でのひととき

7月18日。

強風を避けて入った森で。


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メジロは樹皮下に潜む虫を探しているよう。


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林床を這う与那国固有のアマビコヤスデの一種。


またまた頭上にやってきたうるさいやつ。
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ヨナグニキノボリトカゲがとても多い森です。

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アオイボクロ

7月18日。


ヤエヤマヒトツボクロ、アオイボクロ、ヤエヤマクガイソウ、どれも一種の植物を指す和名ですが、どれが一般的な呼び名なのでしょう。


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僕は植物は全くの門外漢。

専門家の知り合いもほとんどいないので、他人の口からこれらの名前を聞いたこともなく、まったくわかりません。


僕はアオイボクロがいいや。

だからそう呼んでいます。


アオイボクロの花が咲く頃、いよいよ暑さもピークを迎えます。

そしてひと月足らずの花期が終わる頃、ちょっぴり暑さも和らいだ気がするものです。


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頭上では台風6号の風がざわざわと木々の葉を揺らしています。

地上でもそれは同じ。

腹這いになってシャッターチャンスを待ちます。


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おや。

花の終わった後に開く葉がもう準備を始めているね。

台風6号は迷蝶を運んでくるか。

7月18日久部良岳にて。


台風6号が強い南風を吹かせています。

汗をかくこともなく快適な山歩きができますが、撮影には全く不向きの状況です。


ふと、ヤエヤマムラサキが葉蔭に2頭並んで休んでいるのが目につきました。

最近よく目につく蝶です。

強い日差しが照りつけていますが、それを避けるというよりも強風が収まるのを待っているのかも知れません。



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名前にヤエヤマとありますが、八重山諸島では偶産とされています。

古くから毎年のように八重山諸島で観察されていますが、実は南方から飛来した迷蝶なのです。

島のいたるところで自生するオオイワガネで発生するものの、耐寒性がなく冬を越えることができずに死滅してしまいます。

温暖化で分布を北上させているチョウが多いご時世、意外にデリケートなチョウなのかも。

同じようなチョウにリュウキュウムラサキという種もありますが、こちらの方は定着に近いように思います。


次に出会ったのも、台湾やフィリピン方面からの迷蝶、マルバネルリマダラです。
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あまり迷蝶に興味がない。


以前ついブログにそう書いたのを見られてしまったのでしょうか。

先日、ある人から「迷蝶は島の歴史。きちんと採集もして記録を残して下さいよ!」

そう言われてしまいました。

そりゃごもっともだと思います。


撮影後、そっと翅に手を伸ばすと難なく摘まめてしまいました。

前翅の表に白紋の発達しない台湾亜種のオスでした。

翅を見ればそのチョウの産地がわかり、台風の進路からも産地が推定できます。

そのデータの蓄積こそが島の歴史になるというのでしょう。


おやおや、急にバラバラと雨が降ってきました。

摘まんだマルバネルリマダラをフィールドノートにはさみ、足早に下山したのでした。