与那国フィールドノート -26ページ目

ヨナグニサン羽化

ヨナグニサンの羽化が始まった。

平年と比べたら1週間ほど早い。


与那国フィールドノート

かなり激しい雨が、降っては止み、を繰り返す。


与那国フィールドノート

昨晩のうちに羽化したのだろう。

メスはオスが飛来しなければ何日も自分が脱出した繭にとどまることがあるが、

オスは翌晩にはメスを探し求めて飛び立つ。


一時間ほど散策してもとの雄のところまで戻ると、雲が切れ、日が差してきた。
与那国フィールドノート
飛び立ちの時が近づいてきた。

今晩の健闘を祈る!


3月20日撮影。

トゲイボタ

どうなることやら、具体的に何も見えてこない自衛隊駐屯予定地、南牧場。

与那国フィールドノート

大規模な造成を予定しているのだろうか、牧場は閉鎖されるのだろうか。

馬がいなくなったら、広大な芝地は維持できなくなる。

自衛隊駐屯は自然破壊に繋がると耳にするけれど、風光明媚な場所=自然ではない。

すでに南牧場は大きく土地改変がなされており、本来の自然地形はほとんど失われている。


絶滅危惧植物の中には、そんな人手の加わった場所でこそ、生きながらえてきた種もある。

与那国フィールドノート
今では牧場を管理する人も放牧される家畜も少なくなって、アダンが勢力を増している南牧場。


与那国フィールドノート

トゲイボタ(絶滅危惧ⅠA類)がアダン群落に飲み込まれていく。

近頃イデオロギーをぶつけ合ったり、ないものねだりばっかりの与那国島。

僕はしっかりと足元の与那国島を見ていたい。






カショウクズマメ

ソフトボールほどの大きさで、カショウクズマメの花がいくつもぶら下がっていた。
与那国フィールドノート

花は2月中頃より咲く。


与那国フィールドノート

若い莢。

中にできる豆はアクセサリー細工などに人気。

似たワニグチモダマの種子は海岸によく漂着するが、カショウクズマメの漂着は少ない。

そもそもカショウクズマメの豆は海水に浮かないという。

しかし、分布を調べてみると、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、紅頭嶼、緑島ときて八重山諸島(与那国島、石垣島、石垣島)に達し、台湾本土には分布していない。

その分布は典型的な海流散布植物のものだ。


3月17日撮影。