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フームヌン(穂物忌祭)の準備

5月21日。

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稲作にまつわる一連の祭事も、タナンドゥリ、カドムヌン、ツァバムヌンと終え、明日はフームヌンが執り行われる。


天候不順の中、水田では稲穂がこうべを垂れ始めている。

このまま無事に豊作を迎えられるよう、祈願するのだ。


午後になって人々は久部良公民館に集まり、明日の準備を始めた。


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島豆腐を切り、



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揚げ、


また切る。

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マイ包丁、マイまな板持参の彼。

頑固一徹、プロ意識の高い職人のようだ。(本業は別)


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ナントゥ(餅)を切る。

豆腐、ナントゥ、かまぼこなどは島内の業者に注文する。

島内に複数の業者のあるものは、行事ごとに注文先を変える。

食用油、飲み物、割り箸、紙コップ、その他もろもろ、一般の商店で購入できるものもしかり。ことは穏便に進めるべし。


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魚のてんぷら。

重箱に詰められるよう、長さをそろえて切る。


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老若男女、皆が力を合わせて作業は進む。


その頃、海人の彼が作っていたのは・・・。
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豪華漁船!さすが図工だけは5の男!!

その出来栄えにうなりつつも、外海へ流すならもっと自然に優しい素材で作れないものかとも思う。

これに水田の害虫と御馳走を積み、海のかなたにあるといわれる「アンドゥヌチマ」に送り出すのだ。

かつてはビングイ(クワズイモ)の葉で船を作ったという。


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準備完了。








カラスザンショウを食うのは

カラスザンショウの葉が何者かに食い荒らされていた。

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まずカラスアゲハが思い浮かぶが、この食べ方はそれではない。


見覚えのある食跡はやはり・・・

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メスフトエダナナフシである。

カラスザンショウも食樹として記録にとどめてあったっけ?

今後気をつけてみよう。


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まだどの個体も幼虫である。


一方、オオガラエダナナフシはほとんどが成虫になっている。
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存在感あるよなあ。


メスフトは5月18日、オオガラは5月10日撮影。






すごい眼

むむむ・・・
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顔のほとんどを複眼が占め、

その複眼は1万から2万8千個の個眼から成るという…

どんな世界が見えているのか。

しかし考えただけで目がくらみそうだ。


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早朝、寝ぼけ眼のウスバキトンボでした。


5月18日撮影。