与那国フィールドノート -105ページ目

やっぱりクロマダラソテツシジミ爆増!

与那国フィールドノート

ぽつりと佇むクロマダラソテツシジミは愛らしいが・・・


こうなるとおぞましい。

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海べりに生えるホウライカガミの花に群がっている。


ひょっとして今年は絶えたかも。

と、以前のブログに書いた。

http://ameblo.jp/attacus/entry-10874843361.html
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しかし、そんなことはなかったのである。

ただ、新芽の展開初期に見られなかったことは確かで、このように幼虫の食害を受けた葉はそれほど多くはない。

成虫のサイズが全体的に小ぶりなのも、発生が遅れたことで、餌不足が起こったためではなだろうか。


タバコの花が咲いていた。与那国フィールドノート

現在の与那国島ではタバコは栽培されていないが、かつては栽培していたのであろうか?

確認できていないが、ここら一帯では昔から野生化?自生?していたようで、個人的に煙草を作って吸う人がいた、との話は聞いている。





ヨナグニサン観察ひとやすみ

金曜日は与那国小学校3年生の児童とヨナグニサン観察の日。

でも、ヨナグニサンの幼虫たちは、すべて繭になってしまいました。

これから2~3週間の間、変化はありません。

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そこで、今日はこれまでに採集してきたチョウの標本作りに集中することにしました。

授業だけでなく、日曜日などを利用して採集したチョウを、密閉容器に入れて冷凍保存してありました。

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展翅作業も板についてきました。

しかし、前翅の後縁を一直線に整えるのが難しいようです。

後翅のずり下がったクロアゲハを手直しすると、前翅の前縁に白い斑紋が現れました。

メスにはないオスに固有の特徴です。

観察するだけでは気づきにくい特徴も、標本作りを通して見えてきます。


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展翅が終わったら名前調べ。


かつて作った与那国島昆虫図鑑が活躍していました。

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2006年に初めて手にしたコンパクトデジカメで、チョウだけでなく、ガ、甲虫、ハチ、ハエ、トンボなど手当たり次第に撮って作ったものです。

全国的な視点で見れば、きわめてマニアック、マイナーな昆虫満載ですが、一方で全国区の、教科書にも登場するモンシロチョウは載っていません。

与那国昆虫図鑑ですから!


島の独自性に気づき、やがてそれが誇りとなる。

文化面ではその土壌がありますが、自然に関してはまだまだ希薄です。





久小生と観察会

早朝、きのう観察した終齢幼虫は葉柄にじっと静止していた。
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もう十分に成長した。

まもなく繭づくりの場所を求めて徘徊を始めるに違いない。

だけど動き回るのはもう少し待って。

あとから久部良小の子たちと見に来るから。

ほかに君の代わりはいないのだ。


いつもの3年生に加えて、4,5年生もやってきた。
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ホルトノキの花にはメタリックブルーの素晴らしい甲虫が来ていた。

与那国島固有種、ノブオオオアオコメツキ。

この地球上で、たった周囲28キロの小島である与那国島にしか生息しない。

今夏初めての出会いだが、もう1個体ユウマが見つけた。


今年はまだクマゼミの声が聞かれない。

一方で、いまだにノボタンの花が数多く咲いていたりする。

春遅くまで続いた低温の影響が、いまだに!影響しているのであろうか。


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朝の幼虫は動き始めていたが、幹を這っていたので難なく見つかった。
自分が育った食樹から遠く離れて繭をつくることも珍しくない。


みんなが気になるのはイヌビワの実。
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いや、実じゃないよ。


無花実をイチジクにたとえて説明しようにも、与那国島ではイチジクが出回っておらず、誰も食べたことがない。

イチジクで食べている部分は、果肉ではなく、内部に咲いた花である。

独特の食感は花を食べることによって生まれる。


で、イヌビワは食べられるの?

もちろん!

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いつだって最初のチャレンジャーは女の子。
黒紫色に熟したものは、イチジクと似た風味と食感がある。