- 社会学入門―人間と社会の未来 (岩波新書)/見田 宗介
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いやぁ~、今日は暑いですね

今日の夜は例の国際会議のミーティングのために大阪まで行ってきます。
高速バスって中々慣れないですね(^_^;)
さて、夜行バスの前にレビューを。
今日は見田宗介さんの「社会学入門―人間と社会の未来を考える」です。
この本は別に有斐閣から出ている「社会学」のように体系だった本ではありません。
どちらかというと見田さんのエッセイです。
元は大学での講義が元になっているので、語り口もやわらかくて分かりやすいです。
社会学とは「越境する知」であるとよく言われます。
経済学、法学、政治学、文学、心理学、人類学、歴史学などの複数の分野を横断しながら紡ぎだしていきます。
勘違いしてならないのは、「越境する知」とは結果であって、目的ではありません。
現代のような複雑な世界を理解するには様々な学問分野を横断しなければ見えてこないものが多々あります。
たとえば、インターネットの拡大による情報化社会を見る時も1つの学問分野に固執していては有力な観点は見つからないでしょう。
理解するためにはインターネットの仕組みを知る必要がありますし、コミュニティの形態の変化にも注目しなければならない。そして、経済的な観点から見たときは“情報”が高速で動くために世界のマーケットがより流動的になる。
拙い例ですみませんm(_ _)m
しかし、社会学で扱うようなテーマを理解するためには学問の横断が必要であることは理解できてもらえてと思います。
そんな、社会学を見田さんは補講を入れた全7講で展開してくれています。
個人的にはポスト高度成長期のところが面白かったですね。
オイル・ショック、そして戦後初の実質経済成長率のマイナス。
その社会の構造変化に適応して、文学にも「終末論」と「やさしさ」というものが広まっていきます。
そこで村上春樹の「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」が取り上げられていました。
もし村上春樹論のようなものを分厚い学術書ではなく、ネットで見たい!という方がおりましたら前日にも紹介しました笑い男さんの村上春樹論
を見るといいと思います
「終末論」的な話のために、この作品は結構批判されたみたいですが、自分は村上春樹の作品の中ではかなり好きです!
まぁバブルがはじけてから生まれて、その後、日本は世界2位の経済大国だなんだとか抽象的レベルでは理解できても、具体的には理解できない自分たちのような世代にはこの作品は好きな人多いんじゃないかな?
物語なんだし、そこまで現実が干渉する必要あるのか?
村上春樹なんて全然リアリズム畑の人ではないんだし、、、
物語だろうが、スポーツだろうが、何にしても人には“逃げる場所”があっていいはずです。
自分にとって漠然とした不安に苛まされていた時期に自分を助けてくれたのは、大好きなモームやディケンズでもなければ、マッチョなヘミングウェイでもなく、オースターでもなかった。
村上春樹だったのです!
なので……
おっとっと、これでは社会学ではなくて村上春樹の話になってしますね(笑)
村上春樹のことはまた別のところで。
「時間」の細分化に対する変化も面白かったですね。
経済成長を遂げるにつれ、だんだんと時間が細かくなってくる。
時間単位だったのが、分単位に、そして最後には秒単位に。
でも本当にそれっていいことなのか?
もちろん、時間を細分化するために経済成長したのではなく、これはあくまでも結果。
タイムマネジメント、という言葉が流行っているくらい時間をどう扱うかが重要視されていますね。
でも、個人的にはもっと自由気ままに時間は消費していいんじゃないかな?とか思ったり。
こんなんじゃ優秀なビジネスパーソンには絶対なれませんね(笑)
あとは、D・H・ロレンスの「アポカリプト」の話は面白かったですね。
かつてはバビロンの崩壊を願っていたキリスト教徒ですが、今では同時多発テロで見られるように、今ではイスラム教徒がキリスト教徒が作り上げた世界の崩壊を願っている。
まさに、「反転」が起きているのです。
このような話は自分が国際会議で扱うテーマが「テロリズム」のせいもあってか、とても興味深いでした。
こう読み直してみるとなんて脈絡のない文章なんだ!!
読んでくださった方々、ありがとうございます
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