Atsap's Diary -8ページ目

Atsap's Diary

雑文しか書いていません。主に海外留学を目指して勉強してるので、それについて書いてます。

フォーカス・リーディング 「1冊10分」のスピードで、10倍の効果を出す いいとこどり読書術/寺田 昌嗣
¥1,155
Amazon.co.jp


今日も自分がお気に入りのブロガーさんの読んでいる本を書きます。


今日は克己@速読マニア さんからです。


こういう速読の類ってどうにも信用できませんでしたが、この本にはかなり説得力があります。


その中でも自分が一番印象に残ったのは、「TPO」を明確にするです。

Time(時間設定)

Purpose(目的意識)

Occasion(状況認識)

です。


もちろん、小説を読む際に上記のことを考えながら読むのはナンセンスですが、授業で参考文献を何冊も読み、レポート書く際にこれを心がけるのは非常に大事です。


そして、読書は運動であるということ。座り方から眼の使い方まで事細かに書いてあります。

そして、それらは日々練習し、反復を繰り返さない限りは身に付かないといいます。お手軽なビジネス本と違って結構スパルタですね。



読書というのは自分にとって“楽しみ”であって、“コスト”という認識はありませんでした。

また、“コスト”や“リターン”にばかり囚われた読書なんて味気ないものという固定観念がありましたが、日々グダグダと本を読んでいる自分にはこのような視点で読書を捉えるのも違った世界が開けて新鮮な気がしました。



最後に、この著者が書いていることでぜひとも自分が実践したことがあります。

それは、最低三度、重ね読もうです。

自分は一読して終了、というのがほとんどでしたが、よく考えたらそんなことでは一冊の内容を吸収できるはずがない。たくさん読むのも大事だけど、一冊の価値を疎かにしては意味がない。



こういうハウツー本の類があまり好きではないのですが、読んでよかったと思える一冊でした。

古代への情熱―シュリーマン自伝 (新潮文庫)/シュリーマン
¥380
Amazon.co.jp



いやぁ~、今日も蒸し暑いですねガーン


今日の深夜はスペインvsドイツ戦ですねきらきら!!

自分はドイツを応援します!!


なので今日は確実に生活リズム狂うな……



さてさて、書評の方ですが、今日は本当はこの本の予定ではありませんでした。

しかし、早起きして本棚の整理をしていたらこれを見つけて、

「懐かしいな~、ちょっとだけ読み返そうかな」

と読んでいたら……結局読んでしまった。

そのくらい自分にとってシュリーマンは魅力的な人物です。



皆さんはシュリーマンの名前をご存知でしょうか?

彼はホメロスが著した叙事詩『イリアス』の中に出てくるトロイアの遺跡を発掘したことで有名です。

物語の中だから誰もが実在しないものだと思っている中で、シュリーマンは一人「絶対に存在する!」と信じていました。


彼が遺跡発掘だけで世間にこんな知られているはずもなく、他にも彼の魅力はあります。

一つはビジネスの面です。彼は遺跡発掘を自費(!?)で行いました。そう、かなり金を持っていました。

商社を設立してひと儲けして遺跡発掘の資金を作り出したのです。



そして自分が強調したい方の側面が、「外国語」です。普通の人なら2ヶ国語でも息切れしそうなのに、彼は10ヶ国語以上を話せました。

母国語がドイツ語ですが、英語、フランス語でも著したことがあるそうです。

そんなすごい人だと誰もが「自分とは違う特別な人」だと思うだろうけど、彼の学習法はシンプルだった。

それは以下の通り、

「大きな声でたくさん音読すること、ちょとした翻訳をすること、毎日一回は授業を受けること、興味のある対象について作文を書くこと、そしてそれを先生の指導で訂正すること、前の日に直した文章を暗記して、次回の授業で暗唱すること」


ものすごくシンプルですよね?

でも、上記のことを毎日続けられる人はほとんどいないと思います。


もし、自分のブログの中にいつもビジネス書などを読んでいる人がいたら、ここに書いてあることは多くのビジネス書に書かれていることだと思います。


それは「地道な努力こそが大きな成果につながる」ということです。

本屋に行ってみると、『これ一冊で分かる~』などの本が氾濫しています。

本当に実りあるものを欲するのなら、まずは一日にの行動を地道に努力しなければ新しい展望は急には開けません。



この本は誰が読んでも面白い本ですよ。

知的好奇心

目標達成

人生設計……etc

読み方はどのようであれ、何かしら胸に引っかかるものがあるはずです。



最後に高校生の自分が読んだときに線を引いてあった所の一つを引用しておきます。

~中略~。しかし、みじめな境遇と、努力すればそこから抜け出せるというたしかな見通しほど勉学に拍車をかけるものはない。

「反」読書法 (講談社現代新書)/山内 昌之
¥693
Amazon.co.jp


今回の本は自分のお気に入りのブロガーさんである古泉一樹さん が紹介していた本を自分も読んでみました。


大学の図書館で借りましたが、自分の前に借りた人はなんと2003年。

7年近くも放置されていたのか~(笑)

自分が手に取らなければ10年くらい誰の手にも取られなかったのでは……



さて、この本ですがタイトルを見ると、「読書なんかしなくてもいいんだよ!」みたいな内容を連想しましたが、そうではなくて、堅苦しいことは気にせず自分の好きな本を読めばいいんだよ、と語りかけてくれます。


「反」読書法の大事な4点は

1、自分が好きな本を読む

2、忙しい人は、細切れ時間を上手く使う。

3、1冊だけでなく、2、3冊を同時併行的に読む。

4、ただし、本の性格によって、通勤途中、自宅、勤務先などで読み分ける。


と、やさしいことを言っているものの、この著者すごい……

まず、中学生で司馬遷の『史記』を読んでいるって!?

読書離れが唱えられている昨今の日本でこのような人はもはや絶滅危惧種では??


それにしても読んでいて何とも清々しかったです。


語り口はやさしいし、文章も良いので案外あっさり読み終わりました。


読書歴とは「自分史」である。


この言葉をきちんと頭の中に置いておきたいですね。


この中には読書日記も収められています。

個人的に気になったのを何点か書いておきます。

『地中海』フェルナン・ブローデル

私小説―from left to right』水村美苗

『平時の指揮官有事の指揮官』佐々木淳行

『最終戦争論』石原莞爾



これからも今回のように自分のお気に入りのブロガーさんが紹介していた本を自分も読んでここで紹介していこうと思います。


許可も取らずに勝手に古泉さんとのクロスレビューのような形になってしましました(^_^;)




では

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)/堤 未果
¥735
Amazon.co.jp


いやぁ~中々更新できなくてすみません汗


このブログを書かない期間に改めて実感しました、「日々習慣化したものを何個か持っておいた方がいい」ということを。


さて、7月になって本格的な暑さになってきましたね。

7月の書評一本目。


これは大分前にかなり話題になっていましたよね。

自分はその時は全く興味なかったのですが(笑)



内容はタイトルにあるように「貧困」。

自由の国アメリカ、アメリカンドリームだとか言われていますが、自分たちが見ているのはアメリカのほんの一部であると同時に“明るい面”です。

ここに出てくるアメリカを見ると明るい面とは裏腹にいかに“暗い面”があるかを教えてくれます。


本の冒頭に紹介されるのは「サブプライム・ローン」。

低所得者向けのローンで、最初の2,3年は金利が低いがその後に急に高くなるものです。

まぁこれはかなり報道もされましたし、皆さんご存じでしょう。


その他には、貧困と肥満。つまり、低所得な人ほど太っているということ。なぜなら、生活保護として与えられる食べ物がハンバーガーなどの高カロリー商品だから。

次に、民営化が及ぼす問題。そして、若者の問題、すなわち学費ローンの問題です。これが戦争ビジネスの一環になってきます。学費を払えない若者が入隊を希望するのです。




これはかなり早く読み終わりました。特に学費ローン問題は身近に感じましたね。

自分の友人のお父さんもつい数年前まで学費ローンを払ってたという話を聞きました。教育は金持ちだけが受けるものではない。万人にきちんとした教育インフラが与えられるべきです。

自分は幸いにも学費ローンはしていませんが、それをほぼ一生かけて払っていくのはどうなんでしょうね?

日本では「大学」というのはほとんど就業準備施設という感じで、学問する場という雰囲気が感じられません。

学費ローンにしても「大学」という問題にしても、これらをもっと直視し、改善していかなければ日本の将来はますます暗いです……


ってアメリカから日本に論点がズレちゃいましたね(笑)


民営化の問題がアメリカに及ぼす影響は良いものばかりではありません。

グローバリゼーションにおける過剰な競争社会では振るい落とされる人が多数出てきます。

その際に政府がセーフティネットを設置すべきだと思うんですよね。

まぁアメリカだとリバタリアン(政府なんかいらないという人)もいるからこの辺の議論は複雑ですが。



最後の辺りは戦争ビジネスについて詳しく書かれています。

先に紹介した学費が払えなくなった学生は入隊を希望することによって“表面的には”学費が免除されているみたいです。

実際何割かは学費免除がされていないという悲惨な状況があるみたいですが……



「貧困」というとどうしても途上国をイメージしてしまいがちですが、先進国でも一部の富裕層を抜いて確実に貧困が沁み渡っています。

もうすぐ選挙ですね。私たち国民が何を重視し、何を優先してほしいのか、それによって今後の日本の動向が大きく変わってきます。

自分も初の選挙なのでしっかり投票に行きますかお



「習慣」の重要性を改めて痛感しました。

これからは真面目に書評をアップしていきますので、皆さん温かい目で見守ってくださいm(_ _)m

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)/村上 春樹
¥740
Amazon.co.jp


お久しぶりです。


今日は自分が人生の中でもっとも沢山読み返している作品を紹介します。


主人公の田村カフカ少年は父親の予言から逃れるために15歳の誕生日に家出をする。

その予言というのは、いずれ父を殺し、母と姉と交わるというものである。

そして、夜行バスで遠くへ行き、そこの図書館で暮らすことになる。

一方で、主人公と同じ中野区に住む知的障害を持つナカタさんは猫と話すことができる。そして、一匹の猫を探している内に一人の男(カフカ少年の父親)を殺すことになり、高松へと“入口の石”を探しに行く。



この作品を読んだときは主人公と同じ15歳でした。そのせいかどうかは分かりませんが、とても共感でき、その後村上春樹の作品を愛読していくとこになります。



村上作品の特徴といえばいつもすぐ近くに別の世界がある、という点でしょう。

これは最新作「1Q84」の舞台設定がまさしくそうです。


『海辺のカフカ』では珍しく10代の少年が主人公になっています。

カフカ少年の内省さが初めて読んだ自分にはとても共感できました。

「内省」というと、村上作品の中の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を思い出しますね。主人公の頭の中に作り出した世界に自分が現実からどんどんシフトしていくというお話です。

この作品か『海辺のカフカ』が自分の中の村上作品のトップです。


まだ読んでいない方はぜひお勧めします。

様々な解釈ができるでしょう。それも楽しみの一つですきらきら!!


特に好きなのが大島さんという図書館員です。

ギリシア悲劇の引用、音楽に対する知識、クールな知的さ。この人のようになりたいなぁとずっと前から思っていますが自分は到底なれそうにありませんううっ...


その他にも魅力的なキャラクターが多数出てきます。

ナカタさんと一緒に“入口の石”を探す星野青年。

カフカ少年の父親であり、猫殺しのジョニー・ウォーカー。

星野青年に“入口の石”のありかを教えるカーネル・サンダース。

ウィスキーやフライドチキンのイコンがここでは違う文脈として扱われています。


この作品を読んでいつも思うのは結局は“文脈”であるということ。

自分の周りの環境によって“自己”なんてどうとでも変わるのだ、というのが毎回読み返していて思うことです。

大島さんも「人生はメタファーである」と言っています。


カフカ少年も最初はダークな雰囲気を醸し出していますが、最後には笑います。

自分の中の壁を一段乗り越えて、新しい境地に至る、これがこの物語の核のような気がします。



かつては村上作品の「内省さ」にひかれていた自分も今はかつてほど魅力に感じません。

これも国際会議や他のことで刺激できる良い仲間に恵まれたおかげでしょう。

「内省さ」を前より失ったことが良いことでも悪いことでもないと思います。


その流動性こそが「人生」なのだから


良い物語を読むと自分の心の垢のようなものが洗い流されて、とても清々しい気分になります。

これからは小説も頻繁に取り上げようと思います。


海辺のカフカ (下) (新潮文庫)/村上 春樹
¥780
Amazon.co.jp