こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。
お客様に「靴を買うとき、午前中もしくは昼間がいいのか、それとも夕方がいいのか」というご質問をちょくちょく受けます。
こんなイメージないですか?
つまり午前中〜昼間の比較的あしが細いタイミングに靴のサイズを合わせるべきか、むくんで太くなったタイミングで選ぶべきか、ということです。
世の中でまことしやかに云われているのは『靴は夕方に買え』です。
細い靴に太い足は入らないけど、太い靴なら細い足も太い足も入るでしょ?という所謂【大は小を兼ねる】理論ですね。
では、夕方選んだブカブカなサイズの靴を、朝履いて学校や仕事に行くということは果たして足にとっていいことなんでしょうか?
当ブログでは再三申し上げていますが、靴は足のサイズをしっかり測った状態で最適のサイズを選ぶべきです
でないと、靴と足が一体化して歩けないからです。
特に肌を覆う面積が少ないパンプスやハイヒールなどは、物凄い綿密なサイズ合わせが必要になってきます。
《むくみの原因》
あしがむくむ原因を見ていきながら、靴選びのポイントをお話ししていきます。
①日常的に座りっぱなし
②日常的に立ちっぱなし
接客業やチラシ配り、キャッチのおにいさんが該当します。
人間は基本、筋肉に変化がない「〜しっぱなし」がとっても苦手です。
歩き続けるのは結構大丈夫なんですが、①と②は身体の痛みの原因になることがとても多いです。
ましてや合わない靴を履いて【立ちっぱなし】になると、ふくらはぎのハリはもちろんのこと、お尻の筋肉の緊張感が腰の筋肉にまで波及します。
この状態を解消する方法は、できれば一つの場所に留まらずに歩くことです。
どうしても立ち止まらざるを得ない場合は、その場でカカトの上げ下げをおこなうのが効果的です。
そしてブカブカの靴を履かないこと。
靴の底がフワフワのものは、逆に足元の不安定感になるので程々に。
紐をしっかり結んだ靴を履くことをオススメします。
③水分不足
これからの季節は特に気をつけたいのがコレです。
「水分が不足するとむくむ」というのは、少し矛盾を感じるかもしれませんが、むくみは何も体内の水分が過剰なときにだけ起こるのではありません。
大量に汗をかいた場合など、身体の水分の「入る量」よりも「出て行く量」が圧倒していれば、身体は水分をこれ以上出すことを拒みます。
身体の中にとどめようするのですが、結果的にそれがむくみとして現れます。
この場合は、足りない水分量を補ってやると体循環がスムーズになりむくみも解消されやすくなります。
④アルコールの摂取
飲酒は身体がむくむ原因になります。コロナ禍で一時遠のいた飲み会もそろそろ解禁...という方もいらっしゃるかもしれません。
アルコールは水分を体外へ排出する効果があります。③のように、「出て行く量」が増えれば身体はそれだけ水分を蓄えるようにむくみやすくなります。
お酒を飲んだ後、玄関で靴が履きづらくなることも多々起こります。
そんな場合も焦らず、水などを補給してつま先立ちで20歩ほど歩いてあしの循環ポンプを回しましょう。
⑤罹患している病気によるもの
循環器系の既往がある場合や、薬を服用している方は、水分の摂取の仕方などはドクターにご相談ください。
・夕方のサイズに合わせるような靴の買い方はオススメしません
・むくんでいる原因をまず分析してみましょう
・朝履けていた靴が夕方に履けない場合は、まずむくみの解消を行う
つま先立ちで20歩ほど歩いてみる、または
水分補給をあらかじめマメにおこなう
・季節や生理周期で起こるサイズの変化は、朝晩など一日の中ではそんなに差は起こりません。