こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。
確かに欧米人は日本人に比べて、「足の指の長い人」が遺伝的に多いのです。
かくいう日本国内でも、若い世代の方はどんどん欧米型になってきています。
(小学生でも、モデルさんみたいに脚の長い子がそこかしこにおられますね...)
でも国内で生産されている靴は、まだまだ昔ながらの日本人の足を想定して作られています。
では、何をもって長い・短いとなるのでしょうか?
例えば、足長(足の長さ)が24.0センチの女性が2人いたとします。
一人は指が長くて、海外の靴を勧められたことのあるAさん。
もう一人は指が短い『The ジャパニーズ足』のBさん。
2人の違いは何かというと、足の曲がる位置(★)を起点に、後ろの長さに違いがでます。
指が長い人・・・後ろがカカト側へ短くなる
指が短い人・・・後ろがつま先側へ長くなる
重要なのは、24.0のサイズの中で指の長い・短いが後ろによって決まるということです。
「前も変化するでしょ!どっちでも一緒やん」と思うかも知れませんが、実際に靴自体は、つま先部分(トゥボックス)の長さがデザインによって大きく変わってきます。
でもカカトから指が曲がる位置(★)までの長さは、24.0ならこれぐらい、24.5ならこれぐらい、と大体決められています。
なので前よりも、大体決まっている後ろを基準に選ぶ方が何かと便利なんです。
指の長さが違えば、同じ24.0でもAさんBさんどちらかにはシンデレラ靴、もうどちらかにはとっては痛い靴となります。
なぜなら足の曲がる位置(★)と靴の曲がる位置が合っていなければ、歩くたびに足と靴がケンカをおっ始めるからです。
2人とも24.0ですが、同じ靴を選んではいけないんです。
《例えばこの24.0の靴が国内製のため、Aさんに合わなかったとします》
Aさんが履く方法としては2パターンあります。
①海外製の24.0を履く
②国内製なら23.5を履いてみる(ただしトゥボックスが長めのデザインに限る)
《また、Bさんが海外製の靴を選ぶなら》
海外製の24.5〜25.0を視野に入れて履いてみる
ということになります。
指が長い人は、なにも「国内製がまったく履けない」というわけではありません。
また指が短い人は「海外製を選ばない方がいい」というわけでもありません。
靴の造りがなんとなくわかれば、選ぶサイズが見えてきます。
Bさんは指が短いからといって、国内製の24.0の靴すべてが快適に履けるわけではありません。
意外と多い、特徴のある足があります。
最後まで読んでいただきありがとうございます