足の形と靴のつま先の形、あんまり気にしなくても大丈夫です。 | あしが痛い人の靴選びアドバイス 

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バランスを整えて、身体の痛みにアプローチ!『西村シューフィットメソッドマスタースクール』を経て靴の調整を中心に、一生歩ける身体作りをサポートします。

こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。

 

 

靴の仕事をしていると、よく頂く質問があります。

 

 

宇宙人「足の指の形と、靴のつま先の形は合わせた方がいいんですよね?」

 

下矢印下矢印下矢印下矢印

 

<図.1>

足の形3種類

出典:https://tg-uchi.jp/topics/5095

 

こういう絵、よくありますよね。

 

 

例えばそれぞれ、以下の靴が合うと考えられています。

【エジプト型(親指型)】

→靴のつま先が親指側へ傾いている靴

 

【ギリシャ型(人差し指型)】

→靴のつま先が中央〜親指側へ傾いている靴。ただし傾斜は緩やかなものを選ぶ

 

【スクエア型】

→傾斜が緩やかで、靴のつま先があまり細くない靴

 

 

<図.2>

それぞれの足の形には、相応の形の靴を選びましょうね、という説明が多いです。

 

 

長い指に合わせてつま先にゆとりが有る靴を選べば、足が痛くなりませんよ、ということなんですが、

 

 

あんまり気にしなくて大丈夫です。

 

 

というのもそれらは、『前滑り』が前提のお話しだからです。

 

つまり、人差し指型の人は靴の中で前滑りすると、一番最初に人差し指が当たりやすくなるので、できるだけ人差し指付近にゆとりがある形の靴が推奨されているのです。

 

 

意味わかりますでしょうか。

 

 

そもそも『前滑り』しない靴を履いていれば、靴のつま先がどんな形であろうとぶつかって痛くなる、ということは起きないんです。

 

 

足と靴の形を統一することは、サイズがピッタリでない靴を履いている人にとっての単なる"保険"と言いましょうか...タラー

 

 

ただし唯一、気にするポイントとしてはスクエア型の足です。

 

 

<図.2>の、親指の出っ張りと小指の出っ張り、これをピンクのラインで結んでいます。

 

 

このピンクのラインは、足の指の曲がる位置(ボールジョイント )を表しています。

 

 

一般的な靴は、親指側の出っ張りと小指側の出っ張りの差が1.5〜2センチの幅で作られています。

下矢印下矢印

 

 

 

ところが親指側と小指側の出っ張りの差が、1.5センチに満たない足の方が一定数いらっしゃいます。

ピンクのラインの斜め度が緩やか)

 

 

スクエア型の人は、100%ではありませんが、比較的ピンクのラインの斜め度が、緩やかです。

 

 

そういう足の方が、斜め度がキツい靴を履くと親指側か小指側(あるいは両方)で足と靴がケンカしてしまいます。

 

 

そういう足の人には、『ボロネーゼ製法』の靴もオススメです照れ

 

まとめ

 

足の形と、靴のつま先の形、あんまり気にしなくても大丈夫です。

(スクエア型の人は、「つま先の形」というよりも、ボールジョイント の位置に注意が少し必要です)

 

 

基本的には、『前滑り』しない靴を履きましょう!

 

 

前に滑るということは、その靴はあなたにとってまだまだ広い靴です。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございますパー