失敗しない靴の選び方 | あしが痛い人の靴選びアドバイス 

あしが痛い人の靴選びアドバイス 

バランスを整えて、身体の痛みにアプローチ!『西村シューフィットメソッドマスタースクール』を経て靴の調整を中心に、一生歩ける身体作りをサポートします。

こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。

 

【捨て寸】わかりにくかったかも知れません。

今回は図を書いて補足しますね。

 

多くのスニーカーは、捨て寸を含んだ長さが表記されています。(23.0と表記があれば、足を入れる空間の長さが全部で23センチ)

捨て寸は「ゆとり部分」なので、そこまで足先が突っ込んで入ってしまうのは正しい履き感ではありません。

 

靴を履いたときの痛みを訴える方で、とても多いのがこの捨て寸に足が突っ込んで起こったトラブルによる痛みです。

 

足のサイズが23.0ならば、捨て寸を考慮して23.5か24.0の靴が合いやすいということです。

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履き感としては、上図の左が理想です。

 

しつこいですが、左の履き感で【24.0】として売られているのがスニーカーに多く、左の履き感で【23.0】として売られるのがパンプスやハイヒールに多くなります。

 

ただし、スニーカーのブランドやメーカーさんによっては、この捨て寸を含めない長さの表記をしていることもあるので、実際に履いて、一番長い指と靴の間にちゃんと空間があるか指で触って確認してみましょう。

 

パンプスのインソール調整にいらっしゃったお客様で、ほとんどの方が大きい靴を履いてしまっているその原因は、サイズ表記の仕方がもともと違うことをご存知ないからなのでしょう。

 

スニーカーで慣れたサイズをご自分のサイズと思い込むのはムリはない話だと思います。

 

痛みの原因はヒールがあるから?

いえいえ、実はヒールの高さはほぼ関係ありません。

 

捨て寸に足先が突っ込んで起こるトラブルは非常に多く、そういう方の素足を拝見すればその人が普段どんな履き物を履いているのかがよくわかります。

 

足先が突っ込むという状態は、靴の中で前滑りしているということですが、これはヒールの高さに関係なく間違ったサイズの靴に起こります。

 

「ヒールを履くと前荷重になるじゃない。だから突っ込むんでしょ」と言いたげな人もいると思いますが、正しいサイズの靴であれば、基本的には前滑りしません!!

 

とってもヌーディで被覆面積が極端に少なければちょっと考えなければなりませんが。たとえばミュールとか。

 

(靴はオシャレの一部でもありますが、私たちの身体を一番下から支える最も重要なツールとなるのが大前提です)

 

サイズを間違えてしまうと、ぺったんこのパンプスやスニーカーでも前滑りは起こります。

 

ちなみに、前滑りする靴を履き続けていると、あしが痛むだけでなく、浮腫みやすくなったり、痩せにくくなったり、疲れやすくなったり、姿勢が悪くなったり・・・ゲローまだまだ、腰痛になったり肩が凝ったり.....ゲッソリ

 

ちーーーーんチーン

 

 

身体を支える靴って、めちゃくちゃ大切です。

 

 

「捨て寸」の話って、すっごい大事なんですけど、ブログに書いててあんまり燃えない自分がいました。

文章にするとカタっ苦しくなっちゃうので、読みにくかったらごめんなさい。

でもやっぱり、痛みが起きる原因として知っていただきたいことなので、わかりやすく噛み砕いてお伝えできるように今後とも努めてお役目果たして参ります。

 

<まとめ>

・捨て寸を含んだ長さの表記右矢印スニーカーに多い

・捨て寸を含まない長さの表記右矢印パンプスやハイヒール

 

気付かずに、正しいサイズを選べてる人もいます。

そういう方は、皆さん往々にしてたくさん試着されています。

靴に書いてあるサイズはあくまで目安。

実際に足を入れてみないと分からない情報もたくさんあります。

失敗しない靴選びを、今後もたくさんお伝えしていきます。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございますパー