自分の身体のことを知ろう!④ | あしが痛い人の靴選びアドバイス 

あしが痛い人の靴選びアドバイス 

バランスを整えて、身体の痛みにアプローチ!『西村シューフィットメソッドマスタースクール』を経て靴の調整を中心に、一生歩ける身体作りをサポートします。

こんにちは。健康と美しさについて足元から整える柔道整復師・シューヘルスアドバイザーの藤野千枝です。

 

足長って実はけっこうアバウトです。

以前、自宅でセルフでできる足長の測り方をお伝えしました。

結構きっちり測っているように思えたかもしれませんが、正直そんなに肩張らなくて大丈夫です。

 

「自宅で誰の力も借りずに測定する」というコンセプトのつもりでブログに書きましたが、ご覧になった方の中で、シューフィッターの方や測定の仕方を勉強されたことのある方は、「足長は、両足に均等に体重が乗った状態で測るもの。体重が、どっちか片足にかかったら誤差が出そう・・・」とお考えになったかと思います。

 

そうなんです。でも実はあんまり気にしなくてもいいかも。

 

なぜなら下矢印下矢印下矢印

 

靴を作るときはJIS規格(日本工業規格)に則ってサイズを決めていきます。

JIS規格が定めた計測の仕方は【両足に均等に体重がかかった状態の足長を測る】というものです。

 

じゃあセルフで測れないよチーン

 

いえいえ。実はJIS規格に定められた長さのサイズは、−2㎜・+2㎜を含みます。(ちなみに靴のサイズは5㎜刻み)

 

たとえば、

23.824.2の足長は、JIS規格のサイズでは24.0ということになります。

 

なのであんまり神経質になって測らなくてもOKですよ。

 

足の中心軸さえ把握できればあとはメジャーで測るだけ足

 

同じように、足囲もけっこうアバウトです

前回の足囲(ウィズ・ワイズ)の測り方はこちら

 

測った数字によって、自分の足がJIS規格ではどのサイズに該当するのか確認してみて下さい。

 

 

たとえば24.0の足長で、足囲が23.4であればE幅ということになります。

JIS規格では足囲には−3㎜・+2㎜が認められているので、23.123.6E幅の中に入ります。

 

ただ、足囲がアバウトなもっと大きい理由は、気温や気圧、女性なら生理周期でいともカンタンにサイズが変わってしまう、ということです。

 

このことに関しては、また後日しっかり記事にしていきますね。

 

靴を選ぶ上でとっても重要ポイントの一つですから。

 

思い込みの試着は要注意

足のサイズがわかったところで、「私は足長○.○の、足囲△.△だ!」と情報を握りしめて、頭にも刷り込ませて靴を買いに行くのはやめましょう。
 
気温や生理周期で足囲が変わると先ほどサラリと説明しました。
 
なので季節ごとや生理周期ごとにご自身のサイズを把握しておくと、どの程度変化が起こる足なのかが予測できるようになります。
 
この変化が小さければ年中同じ靴でも履きまわせることになりますが、特に足囲が2サイズ以上変化してしまう場合はインソール調整や中敷調整をしながらでないと、履きやすい靴にはなりません。
 
また、メーカーさんやブランドによって木型(靴を作る時の型)が変わるので、同じE幅表記の靴でも、履き感は全く別物です。
 
おまけに、同じサイズでも指が短い人用か長い人用かによってもぜんぜん違います。
 
結局サイズって、靴を探す時の手がかりでしかないんです。
 
ご自身のサイズと変化を測定してある程度把握したら、目の前にある靴を試着しまくりましょう!
インターネット通販も、試着ができるところを選んでくださいね。
 
また関連記事上げていきますので、よろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。