九月(長月)、

 今年度も半分が終わろうとしています

 

 世情もっぱらの話題が北朝鮮問題です。

国際世論を無視する形で、長距離ミサイルと核武装の実験を強行し続ける北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)。

今や、東アジアの局所的な問題ではなくなって、全世界的に認知される問題となった感がありますね。

 

今の金正恩(朝鮮労働党委員長)は、建国初代の金日成、2011年12月に亡くなった金正日を継いだ世襲3代目の絶対君主で33歳。

正恩氏に代替わりした時、漠然と、この国もソフトムードに変わるんじゃないかという期待感を持つ向きもあったのですが、最近の動向はまさに正反対です。孤立主義が通用しない国際社会の中で、国力低迷気味の国家を率いる開明君主ならそうするだろうという期待は外れたわけです。正恩氏の人となりやメンタリティーはほとんど不明だそうだ。外国の要人で彼に深く接したことのある人物がいない、中国訪問さえまだしていないため、ということらしいです。

 

狭い国土の内部で大規模核爆発実験(日本政府の見解によると広島原爆の10倍の威力)を実行するなどは一般人民のことなど心配していないのだろうと解釈せざるをえません。

 

さかのぼって。

新国家樹立宣言の翌々年、一気に半島制圧を目指した金日成は南部に侵攻(1950年6月)して約3年間にわたる朝鮮戦争が始まった。

当初劣勢だった韓国側も、アメリカを中心とする国連軍の加勢によって盛り返して全土で戦闘が行われた。(最高司令官は日本駐留中のダグラス・マッカーサー)  北側には中国軍が加勢し、ソ連の援助も受けたとのこと。

この戦争で、両勢力合わせて軍人だけでも数十万人、民間人は数百万人の死者が出たと言われている。1953年7月に38度線をもって休戦協定が結ばれて現在に至っています。 言わば内戦で数百万単位の犠牲者を出したのである。第2次大戦の日本側の死者が310万人余と言われていることを考えると、この戦争が朝鮮半島南北国民に計り知れない影響を及ぼしているであろうことが推察されます。

 

 

今後の朝鮮半島情勢がどうなるのかは我々一般国民には予想できませんが、両者ともに軍事衝突を避ける英知を持っているものと願わずにいられません。実戦を始めて、韓国・アメリカ軍が短期間で一方的勝利をおさめるならいざしらず、それが望めると思う人はあまりいないでしょう。

 

 

 <追記>

朝鮮戦争犠牲者を軍人数十万、民間人数百万と大まかな数を使いましたが、実数には諸説あるらしく、こういう表現しかできませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  八月もおわり

 いかがお過ごしですか

 

 今年も夏真っ盛りの季節が過ぎていきますね。

と言っても、残暑はまだまだ続きます。

最近は十月まで寝苦しい暑さが続くこともあります。

あなたは大丈夫ですか。

 

 惜夏(せきか)

これは数年前に、「ゆく夏を惜しむ」候という意味合いでちょっと考えてみた造語ですが、日本語として適切でしょうか。

惜しんでなどいない・・・早く秋になってくれ、とお思いの方もいるかもしれません。

 

 

 ところで、以前に述べた再手術のための入院ですが、

一週間ほど入院して開腹手術し、数日前に退院してきました。

手術自体はだいたいうまくいったのですが、退院後も体調がよくありませんで、げそっとしています。

だんだん回復していくとは思いますが、今のところは青息吐息です。

思わず呻いています。

 

 

 

 遅ればせながら・・・・

残暑お見舞い申し上げます

あなたは、このひと夏に、何を経験なさいましたか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  梅雨が開けた地方もあるそうだ

 

 原発事故関連の話はしばらく書いていませんでしたが、いくつか新しい動きがありました。 

 

   廃炉のはなし

 昨日、3号機原子炉格納容器に潜水ロボットを送り込んで、燃料デブリ(溶け落ちた核燃料と他の物質が混ざり合ったもの)らしき物が初めて映像で確認できたと発表があった。このデブリの取り出し処理が廃炉作業の本丸だそうだ。一般国民は我が国の科学技術と、政治家も含めてそれに携わる人たちに期待をかけるしかありません。石棺封印案もいまだにくすぶっているらしいが、そうはならないことを望む。

原子炉格納容器全体を凍結させて取り出してしまって作業するなんてことは無理なんでしょうかね。

 

 

 原発事故の避難区域 2017年4月1日現在  (福島民友新聞より)

原発事故の避難区域

   避難解除と鉄道のはなし

 原発事故による強制避難地域がこの4月にさらに縮小されました。

避難解除の性急さに反対する人も多いらしいが、国や地元市町村は解除して本格的に復旧、帰還を進めたいのだろう。この妥当性は、当事者でもないわれわれには判断できません。

(日本での事故の頃に、かつて水爆実験が行われたビキニ環礁で強制避難の島民の帰還運動が始まっているという報道がありました。先祖伝来の生営の地を取り戻したいという望みは強烈なんだろうと思います)

 これに伴って、JR常磐線の全線復旧の予定も固まってきました。

 

・仙台 - - - - 浪江(なみえ)92.7km   4月に再開済み

・第一原発のある双葉(ふたば)町と大熊(おおくま)町、その南の富岡(とみおか)町を通る部分  20.8km      2020年3月までに再開予定

・富岡 -  竜田(たつた)間  6.9km    今年10月再開予定

   <上の未通区間はバスによる代行運送中>

・竜田 - - いわき駅  31.5km  2014年6月 再開済み

・いわき - - - 東京・品川  222km  事故直後より通常運行

 ( 「竜田駅」(楢葉(ならは)町内)は「事故原発に一番近い駅」として一部で有名だそうだ)

 

沿線の学校や事業所などが再開されたので、時間帯によっては乗客で混み合うこともあるらしい。

「津波・原発事故の鉄道」もあと二年数か月後には復旧なって無くなってしまいます。鉄道マニアには見学しておくことをお勧めします。

 

 

  裁判のはなし

 当初予想されたとおり、東京電力の責任を問う裁判が起こっています。その代表的な訴訟として、6月30日には東電の当時の経営トップの勝俣会長、武黒副社長、武藤副社長の3名の刑事裁判の初公判が開かれました。津波を予測できたのに適切な措置を取らず、県内の入院患者など44人を避難の過程で死亡させたなどとして、業務上過失致死傷の罪を問うものです。 個人の責任を問う刑事裁判は、この原発事故関連の訴訟の中でも唯一でしょう。二度の不起訴を経た後の強制起訴によるものです。

10万人以上の避難者を出したこの過酷事故ですが、放射能そのもの・・・急性放射線障害など・・・で死んだ人はいませんでした。死傷者の多くは震災(避難)関連死です。

この44人の死者の中心は私立の精神科病院(双葉病院)と関連介護施設の入院患者なのですが、彼らの避難の過程は実に悲劇的かつ愚劣かつお粗末なものだったようです。病院へ救助に入るのが遅れ、さらに被ばく検査を受けるためと受け入れ先が見つからずバスで延々と走り回った末に、応急に避難所になった高校の体育館では人も物資も足りず、校長が地元コミュニティFMを通じて一般市民に支援を求めるという事態になったのでした。高齢、寝たきり状態の患者には持ちこたえられなかったということらしいです。

未経験の大津波・原発事故の中で、誰かを一方的に非難することができるかという問題もあるが、厳正さを問われる裁判、それも「刑事裁判」なので、この避難の経過もより明らかになるのだろうと思います。

 

 かの大震災によって、日本の地方・地域が抱える問題が明るみに出た、という一面がありました。

 

 何のかんのと言っても、日本は比較的うまくいっている住みやすい国に入るのでしょうが、他人には測りえない矛盾に苦しむ人も多数おられるものと思います。