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広島県動物愛護センターから引き取られた夢之丞=ピースウィンズ・ジャパン提供




広島土砂災害:殺処分寸前だった救助犬「夢之丞」1人発見

毎日新聞 2014年08月25日 13時31分(最終更新 08月25日 17時01分)




広島県動物愛護センターから引き取られた夢之丞=ピースウィンズ・ジャパン提供

広島県動物愛護センターから引き取られた夢之丞=ピースウィンズ・ジャパン提供


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 広島市北部で起きた土砂災害の捜索現場では、多くの災害救助犬が活躍している。かつて捨て犬だった雑種の「夢之丞(ゆめのすけ)」(雄、3歳)もその一匹。殺処分寸前だったところをNPOスタッフに引き取られ、訓練を重ねてきた。初めての災害現場となった今回は、20日に押し潰された家屋から1人の遺体を見つけた。奇跡的に命を助けられた犬が人命救助を担っている。

 多数の死者、行方不明者が出た安佐南区八木地区で20日、ぬかるんだ地面の臭いを嗅ぎながら、夢之丞が勢いよく駆けていった。倒木に押し潰された民家のそばで立ち止まると、訴えかけるような表情でハンドラー(操作者)をじっと見つめた。「ここに人がいるかもしれない」。捜索隊が確認すると、中から男性の遺体が見つかった。

 2010年11月、生後3~4カ月だった夢之丞は、広島県動物愛護センター(同県三原市)のガス室前にぽつんと置かれたケージの中でおびえていた。ガス室が満杯になり、殺処分が延期されたところだった。偶然センターを訪れていた、国外の紛争や災害の人道支援をしているNPO「ピースウィンズ・ジャパン」(PWJ)のスタッフ、大西純子さんが腕に抱いた。すると自分の番が来たと直感したのか、小さな体が約30分間小刻みに震え続けたという。

 NPOスタッフは他にも数匹の子犬を引き取っていたが、夢之丞だけは人間を避けるように部屋の隅でじっと過ごすことが続いた。だが、スタッフが食事や睡眠を共にするなど心のケアをしながら訓練を始めると、徐々に打ち解けていった。訓練でも好奇心や粘り強さを発揮するようになり、昨冬には、雪山で行方不明者を捜索する訓練もクリアした。

 大西さんによると、初出動を終えた夢之丞は使命感に満ちあふれた表情に変わったという。被災地では今も、行方不明者が救出を待ち続けている。大西さんは「一刻も早く見つけてあげたい。命の大切さを知る夢之丞がその力になれれば」と話している。

 今回の災害では、23日までの4日間で延べ約80匹の救助犬が活動しているという。【宮嶋梓帆】


        いのちを奪われかけた犬たちが救う「命」

近年、飼い主の飼育放棄などの理由により殺処分となる犬猫は国内で年間29万頭とも言われています。PWJは2010年11月に広島県の動物愛護センターに保護されていた4頭の犬を譲り受け、災害救助犬の候補犬としての育成を始めました。
地震などの災害時にいち早く現場に駆けつけ、がれきや土砂の中から一人でも多くの命を見つけ出すことが出来るよう、トレーナーと共に日々の訓練に励んでいます。
殺処分を免れた夢之丞と杏は当初慣れない環境に対する戸惑いも見られましたが、昨年秋に仲間に加わったゴールデンレトリバーのハルクと共に災害救助犬としてのレベルアップを目指し努力を続けています。



いのちを奪われかけた犬たちが救う「命」

近年、飼い主の飼育放棄などの理由により殺処分となる犬猫は国内で年間29万頭とも言われています。PWJは2010年11月に広島県の動物愛護センターに保護されていた4頭の犬を譲り受け、災害救助犬の候補犬としての育成を始めました。
地震などの災害時にいち早く現場に駆けつけ、がれきや土砂の中から一人でも多くの命を見つけ出すことが出来るよう、トレーナーと共に日々の訓練に励んでいます。
殺処分を免れた夢之丞と杏は当初慣れない環境に対する戸惑いも見られましたが、昨年秋に仲間に加わったゴールデンレトリバーのハルクと共に災害救助犬としてのレベルアップを目指し努力を続けています。


他にもたくさんの犬がいるよ
最近では福島から2頭の犬が救助犬として
育っているよ



すばらしいことだね



モスクワの地下シェルターと「メトロ-2」

2013年12月26日 ゲオルギー・マナエフ, ロシアNOW

モスクワには、政府の地下シェルターや秘密の地下鉄について、多くの都市伝説がある。ロシアの首都の地中深くに所在する軍事通信設備について、ロシアNOWが信頼できる事実をかいつまんでお届けする





本物と偽物の「スターリンの地下壕」







 モスクワには、ガイド付きツアーに申し込むと立ち入りできる「スターリンの地下壕」が2箇所ある。そのうちの一つ目はイズマイロフスカヤ・ホテルの近くに所在し、1930年代に造営されたものと言われている。実際のところ、この場所はかつて倉庫として使われていたもので、1990年代に観光客向けのアトラクションにするために改造されたのだった。2番目の地下壕はタガンスカヤ地下鉄駅の近くに所在し、こちらは本物だ。しかし、スターリンとの関連性はまったくない。この地下壕の造営が完成したのはスターリンの死後だったからだ。


こんな話題も:



モスクワ都心に核シェルターがあった!

 この場所は、遠距離航空コマンド司令部のためのシェルターとして造られた。それは地下60メートルの深さに位置し、占有する面積は約7,000平方メートルである。1960年代には、この防空壕には生活用品供給システムが配備され、高官たちの生活を長期間支援するのに十分な水や食糧が確保された。しかし、80年代になると管理状態が悪化し、1995年にこの防空壕の機密扱いは解除された。その頃にこの防空壕全体に唯一残っていたものは、メッキ加工された鉄鋼壁と気密ドアくらいであった。

 それでも、この場所はたいへん興味深い。防空壕への主な入口となっている縦坑の床面レベルまではエレベーターがあり、厚さ6メートル以上のコンクリートの蓋によって保護されている。それはさらに、枠だけの見せかけの窓がついた19世紀建造の家の中に隠されている。この蓋は、核爆発の爆風から縦坑を守るが、空爆による直撃にも耐えられるものだ。現在、この防空壕は「冷戦博物館」を所有する民間の事業体が所有しており、同社はガイド付きツアー、団体向けのパーティー、晩餐やプレゼンテーション等のサービスを提供している。例えば、人気のPCゲーム『Red Alert 3』のワールドプレミアは、この防空壕で催された。



ショックのあまり・・・


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•モスクワに残るソ連時代

 中でも観光客の間で特に人気になっているのは、舞台効果としてガイド付きツアー中に鳴らされる空襲警報だ。また、来訪者は、この防空壕の中から「うそ」の核ミサイル攻撃を外国に向けて「発射」させることができる。ロシアNOWは、この防空壕で以前ガイドを務めていたというヴィクトル・B氏に取材した。彼は 空襲警報が鳴ったときの来訪者の反応を語ってくれた。「特に女性や子どもに見うけられる反応の大部分は恐怖ですね。でも、警報が本物ではないことを教えてあげると、それはすぐになくなります。でも、気まずい状況に直面したこともあります。ある時、南米出身の陽気な女性が警報音のせいで気絶したことがありました。それから、成人男性が警報を耳にしたとたん失禁してしまったこともあります」

 しかし、ヴィクトル氏は次のようにも語った。「“ミサイル発射”のトリックに対しては、誰もがおもしろがります。特にアメリカ人はそうですね。彼らはすぐさま母国を「爆撃」しだすんですよ。“ニューヨークを狙うぞ!俺たちはフロリダ出身だから、あんまり関係ないよな”などと言って」

 そのようなジョークは、冷戦時代なら考えつくことさえできなかっただろう。幸い、そのような時代は過去の話だ。とはいえ、本物の戦略的なシェルターは未だに実在する。それらは、現在でも完全な機能を維持しているという噂である。








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忘れ去られた秘密の廃墟

2014年5月25日 ダン・ポトツキー

ソ連崩壊後、軍事施設や科学施設の多くが稼働できなくなり放置された。その中でもとりわけ危険なものや秘密性の高いものは直ちに封印、移築されたが、その他のものはただ捨て置かれただけだった。今、そのなかのいくつかのものは廃墟探検のメッカとなり、少なからぬリスクを伴う「観光資源」として存在している。

ロパーチン燐鉱=アレクセイ・ザイツェフ撮影


モスクワ郊外の「失われた世界」:ロパーチン燐鉱

 モスクワから90キロに位置するロパーチン燐鉱は、ヨーロッパ最大の燐鉱山で、1930年代に稼働し始めた。かつてここでは、あらゆる種類のマルチバケット式掘削機が作業していた――鉄道の軌道上を動くもの、キャタピラをもつもの、「針で縫う」ように掘り進むものなど。ここは、独自の鉄道を持つ巨大施設だった。1993年以後この施設は閉鎖され、巨額の費用を投じた工場はうち捨てられていた。

 燐鉱の採掘は、地上のものとは思われないような、信じられない風景を生み出した。長く深い採掘跡の溝には水がたまり、その間にテーブルのように平らな砂の畝(うね)が連なって、黒や白、また赤みがかった砂丘が、規則正しく並んだ松林と渾然一体となっている。巨大な掘削機は、空から砂の上に下りた異星人の錆びた宇宙船を想像させる。これらはみな、観光客が入ったことによる破壊以上に、ロパーチン鉱山が、自然と技術がミックスしたユニークな「禁猟区域」だったことによるものだ。

行き方

 モスクワ・カザン駅からリャザン方面への電車でヴォスクレセンスクへ。ヴォスクレセンスクのバスターミナルから24番バス(ヴォスクレセンスク~燐鉱山間)。バスは朝4時から夜10時まで15-20分おきに運行。燐鉱山バス停から徒歩。



「地獄の穴」:ムルマンスク州、コラ半島超深度掘削坑


ロシア通信撮影


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モスクワの地底の世界

 コラ半島の超深度掘削坑は、世界で最も深い穴だ。その深さは12262メートルで、ムルマンスク州、ザポリャールヌイ市から西に10キロの場所にある。この掘削坑は、もっぱら学術目的で、地殻の下部が地表に近い、バルト大陸地殻(バルト楯状地)の北東部にボーリングで掘られた。

 コラ半島超深度掘削坑では、最盛期には16の研究所が置かれ稼働していた。ここではたくさんの興味深い発見がなされ、例としては、それまでに考えられていたよりも15億年も早く陸地は形成されていたことがわかった。また、従来地下深くでは有機物は存在せず、また存在し得ないと考えられていたが、14種類の微生物の化石が発見された。深層部は28億年以上前に形成されたことが明らかになった。

 2008年に施設は放棄され、付属設備も解体されて荒廃が始まった。2010年時点では掘削坑は保存されていたが、だんだんと崩壊が進んでいる。放棄された掘削坑と研究施設は廃墟愛好家たちのメッカとなった。

行き方

 モスクワ・ヤロスラヴリ駅から列車でザポリャールヌイ市へ。ザポリャールヌイからは車を手配する必要がある(500ルーブル)。掘削坑は市街から10キロほどの場所にある。



ロシアのHAARP・電波観測施設「スーラ」

ロシア通信撮影


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 コラ半島超深度掘削坑では、最盛期には16の研究所が置かれ稼働していた。ここではたくさんの興味深い発見がなされ、例としては、それまでに考えられていたよりも15億年も早く陸地は形成されていたことがわかった。また、従来地下深くでは有機物は存在せず、また存在し得ないと考えられていたが、14種類の微生物の化石が発見された。深層部は28億年以上前に形成されたことが明らかになった。

 2008年に施設は放棄され、付属設備も解体されて荒廃が始まった。2010年時点では掘削坑は保存されていたが、だんだんと崩壊が進んでいる。放棄された掘削坑と研究施設は廃墟愛好家たちのメッカとなった。

行き方

 モスクワ・ヤロスラヴリ駅から列車でザポリャールヌイ市へ。ザポリャールヌイからは車を手配する必要がある(500ルーブル)。掘削坑は市街から10キロほどの場所にある。



ロシアのHAARP・電波観測施設「スーラ」
電離層観測施設「スーラ」=写真提供:Press Photo

 1970年代末、ニジェゴロド州ヴァシリスールスク市のそばにある地球物理学研究所に、大出力短波放射による電離層観測施設「スーラ」が建設された。この施設はアメリカのHAARPプロジェクト(高周波活性オーロラ調査プログラム)に対抗してつくられた。噂によれば、「スーラ」の設立の目的は、HAARPがそうであったように、気候を制御する試みであり、また「気候戦争」への準備のためだったといわれている。

 「スーラ」はアンテナやレーダー、無線設備のほか研究施設、経理部門、専用変電所などからなっていた。かつて秘密とされていたこの研究所では、今も重要な研究が行われており、錆び朽ちてぼろぼろになっているが、全部が閉鎖され放棄されているわけではない。

 この施設で行われていた重要な研究は、大気中のイオンの乱れから人間を防護する技術と方法についてのものだった。現在、この研究所は年にわずか100時間稼働するのみ。かつては厳重な警備がしかれていたが、現在はその撤退により、金属を探す「猟師」(泥棒)や、スリルを味わいたい好事家が入り込んでくるようになった。

行き方

 モスクワ・クールスク駅から列車でニジニ・ノヴゴロドへ。ニージニー・ノヴゴロドのバスターミナルからはバスでルィサヤ・ゴラー(禿山の意味)へ行き、ヴァシリスールスクへの渡し船に乗り換える。「スーラ」(ヴァシリスールスク演習場)は村の近郊にあり、地元ドライバーと話をつければアクセス可能。