イザ 産経デジタル
2014.1.18 11:23
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中国驚愕食材「青光る細菌豚肉」「汚水で増量羊肉」…ヤクザの影も
そしてこの騒ぎの約1カ月前、4月9日付米国際ニュース専門サイト、グローバル・ポストは、上海で、夜に青く光る豚肉が見つかったと報じています。
とある主婦が、近所の市場で豚肉を買い、家族で餃子を作り、残った豚肉を台所に置いて寝ました。午後11時、その主婦はトイレに行くためベッドから出て台所の前を通ると、青く光る物体が。良く見ると、あの豚肉ではないですか!!というお話です。
専門家の調査で、豚肉の表面についた発光細菌が原因だと判明。加熱調理すれば食べても問題ないとの結論に達しましたが、中国では、米ハリウッド映画「アバター」の登場人物たちの青色に似ていることから「アバター肉」と名付けられ、大騒ぎになったといいます。
もはや怒る気も失せてしまいそうですが、この国はこれからも、全く懲りずにトンデモ食材を世界に輸出しまくるのでしょう。そんな中国の食材について、注意深くウオッチしていこうと思います。 (岡田敏一)
【プロフィル】岡田敏一(おかだ・としかず) 1988年入社。社会部、経済部、京都総局、ロサンゼルス支局長、東京文化部などを経て現在、編集企画室SANKEI EXPRESS(サンケイエクスプレス)担当。ロック音楽とハリウッド映画の専門家。京都市在住。
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中国驚愕食材「青光る細菌豚肉」「汚水で増量羊肉」…ヤクザの影も
そしてビーフンの問題も挙げられていました。現地のカルチャー系英文ニュースサイト、シャンハイスト(shanghaiist)も昨年7月22日、中国国営新華社通信を引用して報じていますが、雲南省(うんなんしょう)の省都、昆明市(こんめいし)の村で作られたビーフンが、製造過程で、近隣住民が自分たちの足を洗った池の水を使っていたことが判明し、騒ぎとなりました。
ちなみにこの池では足だけでなく、村人は衣服や野菜を洗い、子供たちはゴミなどを投げ入れて遊んでいたそうです。足を洗ったり、ゴミを投げ入れた池の水で野菜を洗う神経がそもそも理解できませんが、なぜこんなことをしたかというと、コスト削減のためだそうです。ビーフン1キログラムあたり2元~3元(34円~51円)のコスト削減につながるそうですよ。
そしてさらにさかのぼると、爆笑ものの事例もありました。2011年5月17日付英紙ガーディアン(電子版)によると、江蘇省丹陽市の村で、収穫前の大量のスイカが勝手に爆発したというのです。
どうやら、開花時期に与えねばならない植物成長調整剤「ホルクロルフェニュロン」を、収穫直前に使ったことが原因のようです。中国ではこの調整剤を1980年代から使っていますが、地元農家の説明によると、収穫の2週間前に投与すると実の大きさと市場価格がそれぞれ通常の2割増しになるそうです。
なので、アホほど大量に投与した結果、爆発したというわけです。農家のひとりはガーディアン紙に「5月7日(の朝)、畑を見たら80個のスイカが爆発してた。午後には(爆発スイカは)100個に増えてた。2日後、数えようとも思わんかった」と説明しました。
結局、20軒の農家の計45ヘクタールのスイカ畑のスイカが全部爆発してしまい、魚や豚の餌になったそうです。セコい価格上乗せ策の代償は大きかったですね。
中国驚愕食材「青光る細菌豚肉」「汚水で増量羊肉」…ヤクザの影も
そしてビーフンの問題も挙げられていました。現地のカルチャー系英文ニュースサイト、シャンハイスト(shanghaiist)も昨年7月22日、中国国営新華社通信を引用して報じていますが、雲南省(うんなんしょう)の省都、昆明市(こんめいし)の村で作られたビーフンが、製造過程で、近隣住民が自分たちの足を洗った池の水を使っていたことが判明し、騒ぎとなりました。
ちなみにこの池では足だけでなく、村人は衣服や野菜を洗い、子供たちはゴミなどを投げ入れて遊んでいたそうです。足を洗ったり、ゴミを投げ入れた池の水で野菜を洗う神経がそもそも理解できませんが、なぜこんなことをしたかというと、コスト削減のためだそうです。ビーフン1キログラムあたり2元~3元(34円~51円)のコスト削減につながるそうですよ。
そしてさらにさかのぼると、爆笑ものの事例もありました。2011年5月17日付英紙ガーディアン(電子版)によると、江蘇省丹陽市の村で、収穫前の大量のスイカが勝手に爆発したというのです。
どうやら、開花時期に与えねばならない植物成長調整剤「ホルクロルフェニュロン」を、収穫直前に使ったことが原因のようです。中国ではこの調整剤を1980年代から使っていますが、地元農家の説明によると、収穫の2週間前に投与すると実の大きさと市場価格がそれぞれ通常の2割増しになるそうです。
なので、アホほど大量に投与した結果、爆発したというわけです。農家のひとりはガーディアン紙に「5月7日(の朝)、畑を見たら80個のスイカが爆発してた。午後には(爆発スイカは)100個に増えてた。2日後、数えようとも思わんかった」と説明しました。
結局、20軒の農家の計45ヘクタールのスイカ畑のスイカが全部爆発してしまい、魚や豚の餌になったそうです。セコい価格上乗せ策の代償は大きかったですね。
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中国驚愕食材「青光る細菌豚肉」「汚水で増量羊肉」…ヤクザの影も
昨年、日本を騒がせた食品偽装問題が偽装のうちに入らないほどの悪質度に、のけぞってしまいそうになりましたが、そんな中国のめちゃくちゃぶりについて、7日付米誌アトランティック(電子版)は、昨年、世界を驚かせた中国の偽装(というより犯罪)の数々を列挙していましたが、どれも信じがたいものばかりです。
一番強力なのは、大量の野良猫を殺し、皮をはいでウサギ肉と偽って販売していたことでしょうか。
昨年10月31日付英紙デーリー・テレグラフ(電子版)も報じていますが、上海の北西416キロにある淮安市(わいあんし)の長安村にある秘密の食肉処理場に同月30日午前4時半、地元警察など食品関係当局の担当者が踏み込んで明らかになりました。
デーリー・メール紙は現地紙を引用し、その際の模様を伝えていますが、一帯には悪臭が漂い、床は血まみれ。そして冷蔵庫から、前足を伸ばしたまま硬直していたり、皮をはがれたりした数十匹の猫の死体が透明のポリ袋に1体ずつ小分けした状態で発見されたほか、100匹分の猫の皮や30キロ分の猫肉も。同時に、さびた金属の小さな檻(おり)の中にぎゅうぎゅう詰めに押し込められた状態でニャーニャー鳴いていた猫60匹を救出しました。
猫の一部は1匹10元(約170円)で広東省南部や広西チワン族自治区に売られますが、残りは殺されて地元の精肉店や市場でウサギ肉と偽って売られていました。
この食肉処理場は少なくとも1年以上業務しており、しばしば猫の悲鳴が聞こえていたそうです。また、バスが2、3日おきにやってきて、100個の檻を出し入れしていたといいます。猫好きのみなさん、怒りが沸き上がってきませんか?
中国驚愕食材「青光る細菌豚肉」「汚水で増量羊肉」…ヤクザの影も
さらに、ウォルマートの中国法人でコンプライアンス(法令順守)部門のトップ、ロブ・チェスター氏は本国に異動。後任にインド法人のコンプライアンス部門のトップ、ポール・ガレモア氏が就任するといいます。ウォルマートの広報担当者はブルームバーグの電話取材に「今回の異動はこの問題が発覚する以前から決まっていたことだ」と説明しましたが、あまり説得力はありませんね。
そして中国では、羊の肉に関しても大変なことになっています。6日付中国紙、上海日報(英語電子版)などによると、羊の肉の販売に関わる広東省南部のヤクザ組織が、販売価格を少しでも上げるためには肉の重量を増やせば良い…という恐ろしく単純な結論に到達。肉に何と近所の池の汚水を注入していたことがバレ、昨年12月30日、実行犯など計7人が逮捕・起訴されたのです。
7人は同省白雲地区の村にある違法食肉処理工場で1日当たり50頭~100頭の羊を食肉用に解体し、汚水を注入した後、広州や仏山などの市場や屋台、レストランなどに販売していたのです。
中国中央テレビ局(CCTV)によると、この違法工場に踏み込んだ捜査当局は、生きた羊335頭、汚水を注入された羊の死体30体のほか、偽造された当局の検査スタンプ2個、ポンプ、ゴムチューブを発見したそうです。
ちなみに、注入された池の水は人体に有害な黴菌(ばいきん)を大量に含んでいたといい、この“汚水入り羊肉”を長期間食べ続けるとガンなどを発病する可能性があるといいます。
iza 産経デジタル
中国産食材「おやつジャーキー」で犬猫が大量死の謎…米で大騒動に
米国内で、ペット用のおやつジャーキーを食べた犬や猫が病気になり死亡する事例が多発していることが分かり、飼い主たちに不安が広がっている。2007年以降、約3600匹が病気になり、うち約600匹が死亡した。原因は特定されていないが、ジャーキーの大半には中国産の原材料が使用されていた。米当局は、飼い主に注意を呼びかけるとともに、獣医師らに協力を要請。中国当局とも連絡を取り、原因究明に全力を挙げている。(岡田敏一)
米食品医薬品局(FDA)が10月22日に公表し、これを受け、23日以降、米CNNや米CBSニュース(いずれも電子版)、ロイター通信など欧米メディアが一斉に報じたが、FDA獣医学センターのバーナデット・ダナム所長が22日に公式サイトで公表した「ペット用ジャッキーに関連する疾患」情報の中で、「われわれが遭遇した疾患の大発生事例の中でも、最も難しく謎が多い症例の一つ」と評するほど、問題は複雑だという。
【岡田敏一のエンタメよもやま話】
■“アバター肉” 中国驚愕食材 青く光る細菌まで平気で混ぜた
「食」もエンターテインメントなので、海外で横行する偽の寿司(すし)ネタや食品偽装の問題をご紹介してきた本コラムでは、以前、毒入りのペット用おやつジャーキーや、腐ったリンゴから作ったアップルジュースを海外に輸出する中国の犯罪的行為についてご紹介しましたが、この国は全く懲りていないようです。
年明け2日に米CNNテレビ(電子版)やロイター通信などが一斉に報じていますが、世界最大の小売りチェーン、米ウォルマートが、中国・山東省の複数の店舗でキツネの肉が混じったロバの肉を販売していたことが分かり、顧客に謝罪するとともに、店頭からこれらの肉を撤去、返金に応じるといった騒ぎが起きたのです。
この騒ぎ、昨年末あたりから、ウォルマートで買ったロバの肉の色や味がおかしいとの苦情が消費者から届いたため、山東省の食品医薬品局(FDA)がDNA検査を実施し、判明しました。ウォルマートは中国版ツイッターの「微博(ウェイボ)」で謝罪するとともに、中国側の製造元業者を現地の警察に告発。責任者は拘留されたといいます。
中国ではロバの肉は比較的ポピュラーな存在でファンも多いだけに、中国人民も怒り心頭だったようですが、最大の被害者は現地の業者に騙されていたウォルマートでしょう。
9日付米金融経済系通信社ブルームバーグによると、ウォルマートはこの一件を機に、中国で販売する食材に関し、自社でDNA検査を始めると明言するなど、綿密な検査態勢を構築する考えを示しました。
具体的には今後3年間で、簡易検査プログラムの構築や食材供給業者への教育活動などに計1650万ドル(約16億5000万円)を投資するといいます。
中国でのビジネスには多大なリスクとコストがのしかかってくることを如実(にょじつ)に示しているともいえますね。