放課後戦争活動
by Lemino(2023年)
あらすじ
謎の球体が上空に現れ、落下した球体から分裂した生命体が次々と人を襲っていく。そんな中、球体の攻撃に対抗するため国家総動員令が発令される。兵力不足のため受験を控えた高3の生徒たちまで招集され、加算点をもらうため軍事訓練を受け始める。球体の攻撃は日に日に激しさを増し、周りに犠牲者が出る中、彼らも作戦に参加することになる。果たして人類は球体を倒すことができるのだろうか? (全10話)
※Leminoよりお借りしました
生命体との戦いの描写や、それに駆り出されるソンジン高校三年生の生徒たちの極限の心理状態や置かれた状況などとても丁寧で見応えたっぷりでした。生命体の犠牲になった者たちが街中に倒れている描写はかなりグロかったです。
生徒たちを指導し見守りつつ共に戦って来た軍の小隊長がいなくなってから、後半は軍や政府の支援もなく生徒たちのみの生活になっていきます。個性あふれる生徒たちの関係性や生命体との対峙が面白いと言えば面白いけど、そもそもあり得るかなぁ、この設定・・、と思うようにもなり。(生命体がどうのじゃなく)
政府は予備兵である生徒たちを盾にしている間に生命体を倒す兵器を開発、数か月後にはあっさり撃退してしまいます。そのへんあっさりしすぎてガクっとなりました。その数か月前にあったこの生徒たちに起きた惨劇を余計に際立たせるものだったのかもしれないけども・・・私は納得いかず。。
大学受験に有利というだけで生徒たちは予備兵としての道を最初に選択するのですが、送り出す親も親だし選択する子も子だなぁと思いました。異世界から来た生命体をどうやって退治していくかという話がメインではなく、極限状態に置かれた若者たちが生き延びるためにした選択や後悔、韓国の受験戦争の過酷さを皮肉りたいドラマなのかもしれません。
そもそもがリアリティに欠ける題材なのに緊迫感が薄いし(途中から恋愛ぶっこんで青春ドラマ的要素を作ってる)、殺傷能力のある武器(銃)を子供たちに持たせて、大人は「それも仕方ない」という姿勢にも腹が立つし、気分爽快には決してならないドラマでした。
おすすめ度・・・☆☆☆★★★★【3/7】です! 低いなぁ~ 途中まではサクサク見れたんだけどなぁ・・。
あ、ひとりイケメンいたわ、ムン・サンミンくん。配役としては勿体ない使い方でしたが。でも彼をリーダー格の主役級にしてしまうとすべて持って行ってしまうポテンシャルがありありなので、あれで良かったのかも
あ、もう一人いたわ、キム・ミンチョルくん。私はお初。
イルタスキャンダルで主演のチョン・ギョンホの少年時代の役で・・・って私はリタイアしたんで知らなかった
あ、もうひとり気になる子いたわ、ユン・ジョンビンくん。
「ドドソソララソ」のあの高校生役の男の子。このドラマでは責任感のあるリーダー格の生徒として好演してました。
以上!イキのいい若者たちを見たい方、グロが好きな方にはお勧めします!