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秋を代表する星座である、アンドロメダ座には有名なM31銀河、通称「アンドロメダ大星雲」があります。
我々の銀河系が直径10万光年であるのに対し、アンドロメダ大星雲は2倍の20万光年。よく晴れた日
の郊外なら、肉眼でもぼんやりと見えるこの大星雲は、なんと時速50万㎞という猛烈なスピードで、
我らの銀河系に向かっているそうです。つまり重力によってこの銀河系と引き合っているわけですね。
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地球と月の距離は38万㎞ですから、1時間でこの距離をはるかに超えるスピードでこちらに向かって
きている。ちょっと想像すらつきませんが、このスピードがこのまま維持されたとすると、今から約50
億年後には、この銀河系と衝突するそうです。下記の動画リンクは、アメリカ・サンディエゴ大学のスー
パーコンピュータを使って、4日間かけて計算した結果、解析された衝突の様子です。
http://astro.ysc.go.jp/galaxy-andromeda-collision.mpg
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なんだかまるで、鳥が舞うようなというか、銀河どうしの衝突という割にはとても美しい光景ですよね♪
ただし実際は途中から加速度がつくために、30億年後には衝突するのだとか。ちなみに太陽の年齢は
約100億歳と言われていて、ちょうどいま50歳つまり50億歳ぐらいの折り返し点ですから、30億年
後にアンドロメダ大星雲がやってくる頃には、ちょうど老化しかかっている80億歳ということになります。
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でも、太陽くんは全天に星々をまき散らしながらやってくる、アンドロメダ大星雲をその目で見ることに
なるんですね~☆ どう考えても、ものすごい天体ショーになることでしょう。ただし、太陽系も衝突の
影響で他の星とぶつかるかもしれませんし、また新たな星々の時代が始まるわけですね。それまでに、
果たして自分はどんな転生を繰り返しているのだろうか、とか、たぶん銀河系の中心部の恒星系に生
まれているだろうなとか(太陽系は、銀河系の中でもはしっこのほうにあるのです)、いろんな想像を
してしまいます。
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そういうことを考えているだけで、思考は距離・空間を超越しますので、遠くの星々に自分のオーラが、
それこそこのムービーの銀河の腕のように伸びて、つながっていく感覚がします。よく「宇宙即我・我即
宇宙」と言われますが、ほんとに「摩訶不思議」とは、この事だと思います。そうそう、オーラが大きく
なると言えば、私は何度もそういう体験をしたことがあり・・・って長くなりますので、その話はまた次回に
書きますね(^^)