観た、『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE』 | Joon's blog

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『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』を観ました。

 

地球に迫る巨大な彗星ゲース・スターを迎撃すべく奮闘する宇宙戦隊キュウレンジャー。単身ゲース・スターに乗り込んだショウ司令はゲース・インダベーとの戦いに敗れ、消息を絶つ。

ゲース・インダベーはゲース・スターを地球を破滅させるだけでなく、破壊神ケルベロスの復活を目論んでいた。ケルベロスの復活にはケルベロス座を構成する3つの星にあるというケルベロスストーンが必要である事を知ったキュウレンジャーは3つのチームに分かれ、それぞれの星に向かう。ゲース・インダベーと二人の配下が待ち構える星でキュウレンジャーはケルベロスストーンを探し当てられるのか……といったお話。

 

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は主に宇宙を舞台にしている、スーパー戦隊史上最もスケールの大きい作品です。なるほど、戦隊を編成する(レギュラー)人数もシリーズ最多=12人というのも頷けます。

劇場版である本作は、月より大きい彗星ゲース・スターが地球に衝突するかも?というのが本作のストーリーの主軸で、まぁありがちなシチュエーションです。敵地=彗星に侵入し内部から爆破するのが王道なんでしょうが、そんなチマチマした真似はせず、もっと明快&豪快に解決してしまうのが『~キュウレンジャー』という作品であり、スケールのデカい作品だからこそ許されるんです。

 

冒頭からクライマックスまで、キュウレンジャーが常に窮地に陥っているあたり、まぁまぁシリアスな作品です。ところどころで小さな勝利はあるけど、大局的に見ればジリ貧である事に変わりはないというかね。

ゲース・インダベーだけでなく、配下二人=オーモ・インダベーとカール・インダベーも一人でキュウレンジャー3人を相手にできるだけでなく、戦闘員すら使わないんだからかなりの強敵。戦闘員=インダベーがあまり登場しないのも、本作の稀有な特徴です。

そこから徐々に形勢が変わって大逆転!という、溜めに溜めて最後にカタルシスを爆発させる作風も痛快ですね。主題歌『LUCKYSTAR』が流れるタイミングに震える~!

 

劇場版という事で、映画館という大画面で観るに相応しい画が多いのもいいですね。

ところどころにウ~ンなカットもありますが、総じてCG屋さんが頑張っている印象です。

特に、キュウレンジャーの面々がメットオフ状態で横並びに歩く=アルマゲドン歩き(?)のカットは素直にカッコ良いと思えます。お情け参加(笑)の大統領もいてくれればなぁ。

 

ゲース・インダベーはバックボーンだけでなく、せっかく人間態があるという意味においても、本作限りで終わらせるのは勿体ないキャラですね。

演じる田村亮さんは滑舌がチト気になるくらいで、声量があるから、もう少し磨けばいい芝居をしてくれそうに思えます。

配下の二人を演じるのはレイザーラモンのお二人ですが、こっちにも人間態があって欲しかったかな? 声だけの出演ながら、聞き取りやすいいい芝居だったように思えます。

余談ながら、カール・インダベーが言いたがっていた“バイクあるある”は、脚本通りなのかRGさんによるものなのか…?

 

にしても、ゲースが復活させたがっていたケルベロスですが、あんな形だったと知った瞬間に、これ絶対にあっち側のヤツじゃん?と思った上で絶望するよね…(笑)。

 

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Blu-ray版のコレクターズパックは3枚組。本編=同一内容のBlu-rayとDVD、そして映像特典を収録したDVDというクソ仕様です。

Blu-rayを観れるならDVDなんか見ない&要らねぇんだよ、余計な物を押し売るんじゃねぇよ。

今や東映ビデオも信用できないメーカーに成り下がりましたね、ムカちゅくな。