観た、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』 | Joon's blog

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ヤベーぞ、気付いたら『エクスペンダブルズ4 ニュー・ブラッド』がとっくに公開されてるじゃない!

って事で、大急ぎで(?)『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』を観ました。

このジャケット(やポスター)、味方や敵の境なくキャストのみんなが笑顔で、見ているこっちまで幸せな気分になれる、実に良い宣材! オジサンたちの記念写真というか(笑)。

肝心のスタローンさんがスカしたポーズなのだけが惜しまれる…。

 

受刑者として捕らわれていたドクを救出したエクスペンダブルズは、その足でソマリアへ向かう。任務は武器商人ミンズの暗殺。

現地に到着し、エクスペンダブルズはミンズの一団との戦闘が始まる。バーニーはミンズを発見するが、その姿が顔見知りのストーンバンクスである事に動揺する。ストーンバンクスには逃げられ、シーザーが重傷を負ってしまう。

任務の依頼主であるCIAのドラムスに再びチャンスを与えられるも、今回の作戦の失敗だけでなく、仲間の犠牲を懸念するバーニーはメンバーを一方的に解雇、若い世代をスカウトしながら新たなチームを結成する。

それぞれの特技を生かしながら作戦を展開し、辛くもストーンバンクスの確保に成功した新生エクスペンダブルズ。しかし、手下の攻撃によりストーンバンクスは脱出に成功しただけでなく、若いメンバーも捕らえられてしまう。ただ一人残されたバーニーは、再びストーンバンクスに挑むが……といったお話。

 

いよいよ3作目という事で、どんどんキャストが豪華になっていくのが見どころです。

もはや、21世紀のオールスター映画と呼んでも過言ではありません

タイムスリップでもして90年代に本作を持ち込んだら、アメリカ映画界が激震するだろうね…。

 

今作の悪役、ストーンバンクスを演じるのはメル・ギブソンさん。

90年代を席巻した、これまた絶妙すぎる人選にクラクラしますね。昔のストーンバンクスなら50人を相手に戦えたという話にも信憑性を感じます。

ケヴィン・ベーコンさんやクリスチャン・スレーターさんやジョン・トラボルタさんあたりも、メルさんに比肩できるくらいのネームバリューがあると思うんだよね。

いつか、最強ボスとしてニコラス・ケイジさんを呼べる時が来ると信じています(笑)。

 

そしてもう一人の目玉はハリソン・フォードさん。役柄としてはCIAの人という事で、かつて“そこにある危機”を乗り越えたところに始まるパロディなんでしょうかね?

人間味を感じない役や脚本には見向きもしないイメージのあるハリソンさんが(全盛期にはガンガン脚本を書き直させていたようだし)、こういった少々砕けた作品に出演する事が意外というのもあって、まぁ演じるなら後方で作戦を指揮する偉い人だろうね……と思いきや、背広から着替えるのが熱いですね。

80~90年代に活躍した同世代の大暴れっぷりを見てしまえば、血が騒がないわけがないだろ!とでも言いたげに体を張るんだからノリが良いというか、ガス抜きとして演じるにはもってこいの役だったと思います。

Blu-ray版の映像特典にあるNG集で、あんな大口を開けて爆笑するハリソンさんなんて見た事ないし、それだけ楽しんでいたって事なんでしょうね。

 

本作の隠しテーマは若者との共存。

バーニーはこれまでのメンバーを解雇、若いメンバーをスカウトして新生エクスペンダブルズを編成します。

顔を合わせた元メンバーと新メンバー、すなわちジイさんと若造たちは、もちろんのごとくお互いを相容れられずバチバチな関係です。

けど、まだ瑞々しく如何なく能力を発揮できる若者だって窮地に陥る事はあるし、そんな若者のピンチを救うのはオジサンの役目なんですよ。

そこから力を合わせて、ストーンバンクスと手を組んだアズメニスタンの大軍を圧倒する姿こそが、両世代のあるべき姿に思えます。

 

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俺ッチは吹き替えマニアではないけど、こちらもオリジナルに負けていない豪華なキャストですから、一度は吹替版も必見&必聴です。

Blu-ray版の映像特典にあるNG集も、相変わらず微笑ましくて好きです。