観終えた、『初森ベマーズ』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

夏の強い陽射しに街が乱反射する『初森ベマーズ』2周目を観終えました。

…どうだい、とっくに忘れていた人も少なくないだろう?

 

今日も初森公園には町の人々が集まり、それぞれの時間を過ごしていた。
そこにやって来たセレブ都市開発の権田原は、マンション建設のために初森公園を丸ごと撤去するという。
思い入れのある公園の撤去に、ななまるを初めとする住民は猛反対。
権田原の娘キレイは、ななまるがソフトボールをやっていると勘違いし、自らも参加するソフトボール大会で優勝できたらこの話は白紙にするという。
受けて立つ形となってしまったななまるたちは初森ベマーズを結成するが、部員はソフトボール未経験者ばかり。
その上、キレイが所属するポラリス学園は優勝候補の強豪校であり……といったお話。

乃木坂46の1&2期生が総出演する2015年の作品です。
今や3期生が最古参となっている乃木坂46の時代を過ごしている今に見返してみると、んま~懐かしいのなんの!
当時を知っていた人にとっては、レギュラーの10+2人はさておき、サブキャラであるその他のメンバーを探し当てるのも一つの見どころです。濃ゆいメイクのせいで見つけにくいメンバーも多いですが(ひめたんを見分けられなかった不覚…)。

漫研の3人とか、ただただ可愛いのひと言しか出てこない…!

乃木坂46が総出演するドラマ、しかもスポーツものです。
半分はコメディとは言え、至らない部分もあるんでしょうが、それなり以上に練習をしていたであろう成果も随所に見られます。生駒ちゃんがボールをキャッチする瞬間には、こちらもヒヤヒヤしたり(笑)。
あくまでドラマ、あくまでフィクションですから、ソフトボールという競技に極限まで準拠するべきだという考えは1ミリもなく、興味も理解もない俺ッチ程度の人間の目にそれっぽく映っていればいいんです。
それ故、別にへっぴり腰だって構わないんですよ。
そもそも汗は流れない・髪は崩れない・ユニフォームは汚れないという時空のお話なんだから、本作をスポーツものと大マジに捉えるのは空しいので止めときましょう(笑)。

 

全てのメンバーが役者を志しているわけではないですからね、芝居の巧拙の差は確実に表れているんでしょうが、俺ッチにはそれは見抜けませんでした。みんな頑張ってるよ。

そんな中で、たった一人だけ上手い人を挙げろと言われれば、出番は少ないながらもジョーさん=能條愛未さんでしょうか? ずいぶん発声が良かった印象。

役が一番ハマっているのは、コテ=高山一実を演じた高山一実さんですね(役とキャストが同名である点も親切な仕様)。「しまっていこー!」なんてセリフがしっくり来すぎる!

時事ネタ的には、実写版星矢を演じた彼がゲスト登場しているのも見どころでしょうか?

昭和のスポーツ漫画のパロディっぽくもありますが、キチンと(?)昭和らしく、ちょっとしたスポ根ものにもなっています。

素人がヘタクソなりに練習やら特訓をするのが健気で、我が身を犠牲にしてまで打ち込む姿を描いているのがいいんです。これぞスポ根の真髄!
ある程度の熱意と偶然が重なれば場当たり的に、ノーリスクでパワーアップできるニチアサの仮面ライダーよりも、よっぽど努力をしていますよ(笑)。

って事で、ちょっとしたノスタルジーにも浸れたのもあって、かなり楽しめました。
一応、次作を匂わせる終わり方だったけど……未だにその報が聞こえないのは、まぁそういう事なんでしょう。ちょっと残念。
…だが待てよ、近頃の乃木坂46(の一部メンバー)は妙に野球にすり寄ってるあたり、これはもしや“初森ベマーズ2”への布石っ…?
今こそ鷲尾史保を登場させるいいきっかけだと思うけど、野球に取り憑かれた日常を送るあの子は、似て非なるソフトボールには興味なさそうだしなぁ(笑)。
まぁ、そんな続編妄想を抜きにしても、乃木坂ドラマは久々に何かやって欲しいですね。

 

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メイキング目当ての人はBlu-ray版なんかとっくに買っているでしょうが(笑)、乃木坂の歴史を振り返りたい人は配信辺りで見てみるのもいいんじゃないかな。

1&2期生の若々しく、瑞々しく、初々しい姿を改めて見よ!

 

昭和のジジイに向けては、いとうまい子さんも見どころだぜ! あったかくさせてくれるんだよ、これが。