観た、『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE』 | Joon's blog

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『特命戦隊ゴーバスターズ THE MOVIE 東京エネタワーを守れ!』を観ました。

 

特命戦隊ゴーバスターズの面々が、かつて陣マサトが設計したバスターマシンFS-0Oを紹介されていた折、ヴァグラスの尖兵であるメタロイド、スチームロイドが現れる。

駆け付けたゴーバスターズが応戦する中、スチームロイドが発するスチームはゴーバスターズの相棒たるバディロイドが機能不全に陥ってしまう。

その間にも、東京エネタワーに仕掛けられたエネトロンを集約する装置を以て、周囲一帯を亜空間に転送しようというヴァグラスの計画は進行する。

無数の戦闘員ヴァグラーを蹴散らし、その先にいるスチームロイドを倒すため、ゴーバスターズはハイリスクな戦いを挑む……といったお話。

 

個人的に『特命戦隊ゴーバスターズ』は、ここ数年の(今年で10年前ですが)スーパー戦隊シリーズの中でもかなり好きな作品です。

ストーリーも比較的複雑で見応えもあり、キャラやキャストも魅力を感じます。全身タイツ感のないヒーローのデザインも未だに新鮮です。

剣よりは短い大きめのナイフ=ソウガンブレードをクルクル回すアクションなんて、邦画ではなかなか見られない挙動じゃないですか?

それに加え、俺ッチが常々言っている“スーパー戦隊にロボ戦は不要論”を不要とする唯一の作品で、メカ描写はスパ戦シリーズの中ではピカイチじゃないかな。計器やモニターに囲まれた1人用コクピットは普通にカッコイイ。

ただ唯一、どんな人間にも弱点はある事を表現したいのか、ゴーバスターズの面々のウイークポイントの設定は当時から寒いです(笑)。ニワトリを見ると体が硬直してしまうとか意味不明すぎるし、甘いものを摂取しないと動けなくなるなんて、ずいぶん進行した糖尿病ですやん…。

 

そんなウイークポイントを改めて紹介したいのか、リスキーな戦法で戦闘員=ヴァグラーの群れを突破して、その先にいる総大将とも言えるスチームロイドを倒すという展開は『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版』を連想しますね。通常の戦いよりも決死度が違います。

そしてスチームロイドを追い詰め、東京エネタワーの展望台からダイブするシーンは、当時劇場で観た際に「おおっ…」と声を漏らす人が少なからずいた事を思い出します。

 

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スパ戦映画にしては珍しく、本作にはディレクターズカット版が存在します。

↑↑↑は劇場公開版(27分)、↑↑はディレクターズカット版(35分)の配信版です。違いは分かんないから、とりあえず後者を観とけばいいんじゃないかな(笑)。

Blu-ray版は劇場版ディスクとディレクターズカット版ディスクの2枚組で、舞台挨拶等の映像特典は後者に収録。撮影メイキングはありません。