『轟轟戦隊ボウケンジャー THE MOVIE』を観ました。
轟轟戦隊ボウケンジャーの面々が休暇を楽しんでいたところ、都会のビル群の真ん中に現れた巨大な岩山。それと同時に現れた謎の少女ミューズは、この岩山には強き者だけが手に入れられるプレシャスがあると告げる。
プレシャスを狙うネガティブシンジケートを蹴散らしながら、岩山に向かうボウケンジャーの前に一人の男が現れる。
男の名は明石虹一。ボウケンレッド=明石暁の父であり、UMAハンターでもある彼もまたプレシャスを求めてやってきた一人だった。
ボウケンジャーの面々と行動を共にする虹一だが、暁は彼を快く思っておらず……といったお話。
公開当時、本作はスーパー戦隊30作目を謳っていて、何か特別な事があるかも?と期待したものですが、今時のようなファンサービスは特に何もなく、良くも悪くもいつもと変わらない作風でした。
これを鑑みると、近年はスーパー戦隊もずいぶん盛り上がるようになってくれたものですね。まぁ本当に盛り上がりを見せるのは、35や45といったハーフアニバーサリー作品ですが…。
30作目のスパ戦だからとゲストに期待をしたものの、倉田保昭さん&星井七瀬さんという、正直ビミョ~な人選に戸惑ったものです(笑)。
…が、個人的&遅ればせながら『女必殺拳』を見知りした今なら、倉田さんのキャスティングは密かに熱いですね。
あの頃のキレッキレなアクション……の片鱗がうっすら見える程度ですが、歳を取って丸くなった(?)倉田さんを見れるのは貴重だと思う人もいるでしょう。
『~ボウケンジャー』という名の通り、冒険や探索のシーンは見せ場の一つです。
断崖を登ったり、海に放り込まれた直後に砂漠に放り出されたり、あんなに若い出演者も体力勝負でよく頑張っていましたよね。特に女子陣は常にミニスカ&ナマ足で、ケガでもしやしないかと、違う意味でヒヤヒヤします(笑)。
個人的にですが、ボウケンレッド=明石暁って、ひと目でリーダー格というのが一目で分かるのが良いんですよ。ナイスガイというワードがよく似合うレッドって近年ではあまり見掛けなくなったから、こういうタイプは久々に見ると新鮮に思えます。
昭和にまで遡ればゴロゴロいますが(笑)、近いところで言えば『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のゴーレッド=巽マトイかな?
今でもコンスタントに見掛けますが、演じている高橋光臣さんもカッコ良いですよね。
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Blu-ray版は『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』も収録。あとは毎度おなじみの静止画特典ですね。
近年では水を使った演出を十八番とする監督として知られるようになった諸田敏さん。
諸田さんの指示により水を被った出演者も多いようですが、本作のメイキングではそんな諸田さんが逆襲される様が映されていて、何とも微笑ましい光景です。
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メイキングは↑↑、↑でしか見れないので、相当な興味とかなりのお金がある人にのみオススメします。