観た、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 | Joon's blog

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『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を観ました。

 

我慢の限界を迎えたハリーは、とうとうダドリー家を飛び出してしまう。

ロンやハーマイオニーと合流したハリーは、ホグワーツに向かう道中でアズカバンからシリウスという囚人が脱走した事を知る。その後、アズカバンの看守であり人間の魂を食らうディメンターに襲われるハリーは、偶然に居合わせていたルーピンに救われる。

シリウスは友人だったハリーの父をヴォルデモートに売り渡した過去がある事を知ったハリーは、父の仇をであるシリウスを迎え討とうとするが……といったお話。

 

シリーズ第3弾。

ちびっ子トリオの冒険譚という趣は、今作あたりから様相が変わってきます。ストーリーのみならず、暗い画面も多いしね。序盤での、雨が降ってるシーンが多いのも、今後の先行きを示すかのようです。

 

ハリーを初めとする第1作目での1年生組も、もう3年生。

演じる俳優もずいぶん成長し、未だ少年少女ではあるものの、もう“ちびっ子”とは呼べませんね。

ハリーも14歳→日本で言えば中2→いわゆる反抗期でもありますが、これまでの鬱憤を晴らすかのように、居候先のダーズリー家に対し、明らかなる敵意を見せるのはチト怖いですね。

挙げ句の果てにはダーズリー家を出て行きますが、中2で家出をしても生活できないだろ?と思いがちですが、ハリーさんには親の遺産がしこたま残ってますから…。

 

クライマックスでハーマイオニーが使う逆転時計の効果も面白いですね。タイムスリップ(タイムリープ?)といか、いかにも映画的で見栄えもします。

過去の自分たちを傍観する一連のシーンは、そういえばDVDが世の中に出回るようになる時に売りの一つにもなっていた、マルチアングル機能を連想します。サッパリ普及しなかったな、アレ。

 

CM等で知っている人も多いと思いますが、いよいよハリーも強めの呪文“エクスペクト・パトローナム”を使うようになります。

それまではせいぜい武器を取り上げる程度の“エクスペリアームス”くらいなものでしたからね、徐々に必殺技を覚えていくようで、いよいよ頼もしくなってきました。

…そう、ハッキリ言わずとも、『ハリポタ』とはヒーロー作品なのです。

 

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このところ続けて観ていますが、実は2周目なので、吹替版で観ているんですがね。

吹き替えで生徒を担当する声優も、ハリーを演じているダニエル・ラドクリフさんら近い世代なのかな? 彼ら同様、声優も声変りが始まっているのが感慨深いです。