観た、『ハリー・ポッターと賢者の石』 | Joon's blog

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『ハリー・ポッターと賢者の石』を観ました。

 

叔母の家族に虐げられながら暮らすハリー・ポッターの元に届いた手紙は、ホグワーツ魔法学校の入学許可証だった。11歳の誕生日をを迎えたハリーはハグリッドに連れられ、ホグワーツに向かう。

ホグワーツではハリーはなぜか有名人。まだ赤子の時、両親は闇の魔法使いヴォルデモートに殺されたが、謎の力でヴォルデモートを退散させた事がハリーが有名である理由だった。

友人やライバルと学校生活を送る中、着々とその才能を開花させるハリーだったが、実はヴォルデモートは完全に消えたわけではなく、賢者の石を狙っていると知り……といったお話。

 

もう本作=第1作目が2001年に公開されてから、20年近くが経つんですね。

日本でもブームが起きたその頃から、俺ッチはとうに心が荒んだ独り身オジサンでしたからね、「ちびっ子魔法使いの大騒動なんてディズニー映画よろしく、女子供に媚びた映画なんだろ、ケッ」と思っていたものです。

こんだけ話題になってるんだから、後学のためにも廉価版DVDくらいで見てみるかと思い、実際に観てみたところ……んま~面白い

とっくにいい歳こいたオッサンが、ちびっ子を主人公に据えた話を、しかも2時間半という長尺にもかかわらず、眠くなる事がほとんど、否、全くないまま観終えられたんだから、世界レベルで盛り上がっている作品は違うなと目からウロコが落ちたものです。

 

眠くならない理由の一つとして、背景にあるものに目を奪われます。

学び舎とはとても思えない、城のようなホグワーツ魔法学校を始め、それを取り囲む大自然の美しさよ! 『音楽のある風景』に登場させてもいいくらいです(笑)。

特に学校の建っている、山と湖に囲まれたあたりを眺めながら空を飛んでみたいですよね。

って、そんな時にこそ……ウィンガーディアム・レビオーサ!

 

と、いい歳こいて呪文なんか唱えるなよと、我ながら反省するんですが、この魔法の呪文も魅力ですね。こじらせた中高生あたりは自分でリスト化してそう(笑)。

…と、ここでダンブルドア校長からのお願い。ピンポイント呪文の極み、オキュラス・レパロを眼鏡屋さんの前で唱えるのは厳禁だ! 

 

ハリー・ポッターという人名がタイトルになっている以上、ハリーというキャラは出ずっぱりになるし、となれば、感情移入できる役柄でないと観続けるのがキツくなるところですが、その辺は問題ナシですね。

ロンやハーマイオニーも含め、小さな身体で健気に頑張っている姿は、オジサンが見ても微笑ましく感じます。ドラコですら可愛いもんね(笑)。

 

これと逆に、ハリー贔屓されすぎ問題も浮上します。

まぁ、魔法界のヒーロー(の息子)ですからね、ある程度のチヤホヤは仕方ないけど、贔屓の度が過ぎてます。ラストとか完全に主人公補正による加点だもんね、そりゃスリザリンの連中も一切拍手なんかしませんよ…。

 

あと、ハグリッド口軽すぎ問題もどうにかしないといけませんね。言い終えた後で、“…ハッ、また喋っちまった!”とか、アンタはもうよしもと新喜劇にでも行けって!

 

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後発商品ほど仕様が増えていくのは、心中複雑ですね。

↑のコレクターズエディションとか完全版商法よろしく、本編のロングバージョンやダニエル・ラドクリフさんのイントロダクションとか追加されているようですし。

まぁ、安上がりに本編が見たければ、↑↑↑の配信版や↑↑の廉価版で良いと思います。こだわったところで、映像特典は1度見て終わりですし…(笑)。