観た、『映画 プリキュアスーパースターズ!』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『映画 プリキュアスーパースターズ!』を観ました。

 

はぐたんを連れて花畑にやって来た、はなたち。そこに現れた巨大な怪物ウソバーッカ。世界を嘘だらけにしようとするウソバーッカを止めるため、はなたちはHUGっと!プリキュアに変身して応戦するも、仲間のキュアアンジュとキュアエトワールがウソバーッカに取り込まれてしまう。

変身もできなくなったはなは、プリキュアアラモードや魔法つかいプリキュアの協力を得るが、いちかとみらい以外の仲間までもがウソバーッカに取り込まれてしまう。

その戦いの中、数年前に出会っていた少年クローバーがウソバーッカの正体であると知ったはなは……といったお話。

 

直近3世代のプリキュアが一堂に集う、“新プリキュア春映画システム”が定番化されるようになった第2弾。

“プリキュア”の名を冠していても、それぞれの作品では世界観が異なり、各作品のキャラ同士が同一画面内で会話をするような、いわゆるクロスオーバー作品です。

こういう作風は長年シリーズを見続けてきた人へのファンサービスでもあると思いますが、熱量の高い人ほど「○○はこんな事は言わない!」とか違和感を抱くかもしれません。

前作『映画 プリキュアドリームスターズ!』には少なからずそう感じる箇所がありましたが、今作ではほぼ感じませんでした。

何でも、監督の池田洋子さんはクロスオーバー作品である今作とテレビ版とでキャラがかけ離れないように努めたとか。よくも細かい所に目を光らせてくれた…!

作り手がこうやって、ちびっ子には分かる由もない計らいをするんだから、大人が見てもいい理由になっているんです(笑)!

 

大人が見てもいいんだけど……本当は親子で見るのが一番理想的ですよね(笑)。

今作では“約束は守るもの”“嘘をつくのは良くない”といった、普遍的=人間がまともに生きる上で大切な事をテーマにしているので、老若男女の誰もが楽しめる、万人向けのエンターテインメント作品になっていると思います。

陽が差して雪解けた所に、たった一つだけ四つ葉のクローバーが生えているカットは、色々な意味を含んていて、鑑賞後に温かみのある余韻を残してくれますね。こういう深い画は、いい歳こかなきゃピンと来ないんだぜ…!

 

前作もそうでしたが、特にキャラの顔が安定していたどころか、作画に関してもテレビ版と似ているのが良かったですね。

各作品でキャラクターデザイナーが違い、それぞれの担当者が参加していないのにもかかわらず、作品ごとのキャラの特徴をキチンと描き分けてあるのは拍手です。“このプリアラの顔、ハグプリ寄りじゃない?”といった事がないんですよ。

アニメキャラと言えど、実写であれば俳優です。似ていないor可愛くない作画は、俳優の体調が悪かったりメイクの乗りが悪かったりするのと同じ事ですからね。

このクオリティでオールスターズシリーズをリメイクして欲しい人……挙手(笑)!

余談ながら、ガンダムで見掛ける人が原画に多かったのが意外でした。そんなに狭い世界でもないだろうに…。

 

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Blu-ray版、いい加減に高すぎです。

特装版一択で、通常版がないとか勘弁してくれよ。ブックレットはそこそこ資料性があるけど、ブロマイドは要らないからもう少し(いや、かなり)安くしてくれよ。

 

さらに言えば、映像特典も年々ショボくなってきましたね。

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↑の、エンディング映像のコンプリートverを収録するような意気込みを思い出してくれよ。これを見たくて買った事から始まったんや…。