『X-MEN:アポカリプス』を観た事だし、この勢いに乗ってソッコーで次作を観ねば!って事で、『ダーク・フェニックス』を観ました。
宇宙で制御不能になったスペースシャトルを救うため出動するX-MEN。シャトルの乗組員を救出する中、ジーンは接近してきた太陽フレアのプラズマを一身に浴びてしまう。
奇跡的に助かったものの、それ以来ジーンの身体は変調をきたし、目覚めつつあるもう一つの人格のせいで力の制御が利かなくなりつつあった。
さらに、エグゼビアが自分の過去を隠していたと知ったジーンは激昂し、X-MENを次々に傷付けていく。
X-MENの元を去ったジーンはエリックを訪れるが、やはりここにも自分の居場所はなかった。
ジーンを追うのはエグゼビアらだけでなく、謎の勢力が彼女の力を狙っていて……といったお話。
『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』以降は、旧3部作の前日譚を描いた新シリーズですが、それも4作目である今作で完結(らしい)です。
完結らしいですが……スケールも小さめで、最終作としての壮大な大団円でもありません。
今作に至るまで、ジーンには隠された力を秘めている描写がちょいちょいありましたが、そんな伏線を張っっちゃった以上は最後までやるっきゃねーか程度のテンションで作られた感じがするんですよねぇ。邪推ですが。
繰り言になりますが、新シリーズは旧3部作の前日譚として描いています。
…が、今作を最後まで観ると、繋がらなくなっちゃう事に気付きます。てっきり、今作ではレイブン=ミスティークがエリック側に就く理由が描かれると思ってたんですが…。
新シリーズの2作目『X-MEN:フューチャー&パスト』で、そこまでのX-MEN世界の歴史が変わりますが、今作に関してはどう補完するんだろう?
敵の役回りもイマイチですね。
ミュータントでも人間でもない連中が敵になったところで、アンタら急に&今さら出てきて何?って感じです。
せめてアポカリプスに因縁があるとか言ってくれれば、まだしも…。
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Blu-ray版の映像特典は多めです。
X-MEN関連によくあるので本品にもあるかもしれませんが、メニュー画面での隠しコマンドはメンド臭いから要りませんよね…。