観てます、『機動戦士ガンダムZZ』 | Joon's blog

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『機動戦士ガンダムZZ』を観始めました。

 

リアルタイムで見たのはウン10年前の話ですからね、内容もうろ覚えだったので、久々に観て復習も兼ねての鑑賞です。

「何が“復習”だよ?」とツッこみたがる諸氏も多いと思うので言っておきましょう……ガンダムは数ある学問の一つですから(笑)!

 

何だかんだで『ZZ』も昭和アニメ。

特に若い人が多いんでしょうね、まずはゲームきっかけで原作を知り、実際に作品を見てみると、現代風に美化されたゲームと、昭和クオリティの原作=映像との落差に肩を落とす人も多いようです。

「『スパロボ』だと~」とか「『Gジェネ』では~」なんて意見、必ず見掛けるでしょ(笑)?

それだけゲームには影響力があるし、功罪も秘めています。

単に原作を観ていた客に過ぎなかった連中が、主感たっぷりの独善的な解釈により原作を改竄・捏造できてしまうゲームの立場って、一体何様のつもりなんだろう?とすら思うんですよ。原作に携わっていた人の許可やチェックとか貰っているんですかねぇ?

手っ取り早い例えとして、ゲームでは「ファンネル!」なんてセリフが今では当たり前のごとく出てきますが、操縦者が必殺技名を叫ばないのは『機動戦士ガンダム』に新鮮味や現実味を与えた作風の一つです。

それ故、武装名称を叫ぶってのは、作品の世界観をブッ壊しているという意味で、立派なディスリスペクトなんじゃない?

それを易々と鵜呑み→順応してしまうプレイヤーやファンが、実は一番の弊害なんですが。

 

そんなセリフを発する声優も声優で、「私が担当したキャラはこんなセリフは言わないから、このセリフを再考しない限りオファーは受けられない」とか言ってくれる人が、そろそろ現れても良いと思うんですよ。数多く担当した役の中の、せめて1キャラくらいには猛烈な愛着やこだわりを持ってもらいたいというか。

『スーパーロボット大戦』あたりのミーハー丸出しな二次創作に、プロの声優が付き合っちゃダメだよ…(笑)。

 

――かく言う俺ッチも、リアルタイムで見て以来、『ZZ』の記憶はゲーム等で繋いでいましたが、改めて映像作品としてキチンと再見すると新しい発見が多々ありますね。

ゲームは、ゲーム上で使えそうなシチュエーションを断片的につまみ食いしているだけですからね、やはりドラマとして観ると、ゲームとは違う種の面白さが確実にあります。

 

ウン十年という間を空けての再見という事で、俺ッチも少しは見聞が広がり、昔ほどの思い入れが薄れて客観的に見れるようになったから思うんですがね、シャングリラの面々のキャストに若さを感じないんですよ(笑)。イーノやリィナくらいがギリギリ、モンドなんか顔・服・声、どれを取ってもオジサンすぎじゃん?

矢尾一樹さんや原えりこさんあたりを除けば、『Z』の頃(中には『戦闘メカ ザブングル』あたり)から毎週スタジオに来ている方々ばかりで、新鮮味がないんですよね。ビーチャとアストナージが同一画面内にいたりすると、無駄にヒヤヒヤしますよ(笑)。

…が、逆を言えば、それだけベテランが揃っているという事でもあります。

現代の作品と比べて昭和アニメは作画がトホホで見てらんないと揶揄されますが、そう感じる人は声優の芝居(特に声量)に重きを置いて鑑賞すると、割と耐えられるんじゃないかな?

 

前作の『Z』では、アクシズの首魁であるハマーンは、シャアに次いでカミーユにも少なからず執心していました。

マシュマーはシャングリラ(コロニー)の居住区域に潜入した際、ファにばかり気を取られていたんでしょうが(笑)、実はカミーユの名を耳にしています。

もし、これをハマーンに報告していたら…?と考えると、また違う物語が動きそうな予感がしますね。

トミさん、新訳ヨロシク!←やらね~…