始まった、『空手バカ一代』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

ぅおおおおっ……まさか平成をスッ飛ばして、令和の時代に『空手バカ一代』が再放送されるなんて、どんな世の中になったんだよ。特攻帰りの俺ッチにも、まだ観てもいいアニメがあったんだ…!

毎週火曜19:30から、TOKYO MXで熱く放送開始だ!

 

昭和の作品のHDリマスター化したところで、大してキレイになってねぇじゃん?と勘繰ってしまうのは、Blu-ray版『機動戦士Zガンダム』のせいなんですが(初代より画質が悪いもんな)、本作に関してはそんな懸念は不要&無用。

半世紀近い昔の作品ゆえ作画は汚ったねーけど、画質は最高です。子供の頃の目に映っていたような光景のようで、ちょっとしたノスタルジーすら感じました。

 

“お”を付ければ多少マイルドになるだろうと曲解する連中の仕業により、ダイレクトに“バカ”という言葉を使わなくなった時代に生まれた若い人にとっては、まずタイトルからして強烈に感じると思います。

が、本作における“バカ”とは、度が過ぎた一意専心を指すもの、つまり、たった一つの信念を貫き通す姿勢なんじゃないかと思います。点滴石穿。

本作の原作者でもある梶原一騎さんの作品におけるヒーロー、手っ取り早いところでは星飛雄馬や矢吹丈など、他にやる事ねーのかよと言いたくなるほどに、ひたすらに一筋に打ち込む姿は、端から見ればバカそのものです。

でも、そんな姿が美しいからこそ、人気が出た理由だとも思うんですよ。

『巨人の星』や『あしたのジョー』に比べれば知名度は低い作品ですが、生き様を感じさせるという意味においては、飛雄馬やジョーにも劣っていないと思います。

 

そんな男気溢れる作品を放送する気概を持ちながら……MXさん、チト弱気じゃないですか?

同じ70年前半に放送していた『仮面ライダー』では、

↑こうだったのに、本作の場合は、

↑そりゃないでしょ。ちなみに加工=無音。

これが日本……ポリコレの意味をはき違えた一部のバカどもが騒ぎ立てる、堕落した今の日本…!

得てして古いドラマって、大人向けのものより、子供向け作品の方がドギツい言葉を使いがちだよな。

 

Twitterをチラ見したところ、歪んだ根性のアニメバカ(のごく一部)も盛り上がっていますね。

“面白ぇぇぇ”とか言ってる人もいるけど、たった1話でどんな面白さが分かるんだよ、ハシャいでるんじゃないよ。まだまだ面白くなるから覚悟しとけよ(笑)。

…と言いたいところだけど(←と言いつつ言っている)、そんな連中であっても、とりあえずは盛り上がってくれ。

講談社はそのパッションを受け取り、50周年版とか銘打った漫画版の再販や、せめて完全復刻盤を重版して欲しいのだっ。

 

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とりあえず1話は↑↑で、2話以降はMXで! 5話まで、YouTubeで公式無料配信している事はナイショだ。

MXが映らない地域に住んでいる人や、セリフ部分が加工された放送に耐えられない人は↑のBlu-rayをどーぞ。