ボールジョイントが緩くなったら… | Joon's blog

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当記事は、ユルくなったボールジョイントの再生案であって、ブッ壊れたボールジョイントを修復させるための記事ではありませんので悪しからず。

 

チト古いものだと、ポリキャップを使わないキットがありますよね。関節がオールABS材で。

通常のPS材に比べれば摩耗が少ないとは言え、いつかは摩耗し、ヘタッてくるものです。

ABS同士のボールジョイントなんつったら、ユルユルになるまでには、そう時間は掛かりません。

 

…君の事だよ、ブレン!

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うわ、高っけ。定価1200円くらいなのに。

 

これ、関節の7割(!)がABS同士のボールジョイントなんですよ。

も~、ソッコーでユルユルどころかプラップラ。

これがHGダンバインのシリーズであれば、ユルユルになる前にパキッパキに割れまくるんですが(笑)。あのクソ関節&ABS、交換or返金モノですよ…。

 

今回は、そんなボールジョイント復活についての検証です。

 

世間一般では、

 1.瞬間接着剤を盛ってボールを太らせる(=ボール径を大きくする)

 2.ボールと受けの間にビニールを挟ませる

 3.木工用ボンドをコーティングするor流し込む

 4.ボールはぶった斬って、関節を丸ごと新造

といった対策が多いようです。当ブログでは、4番目は完全無視です。

 

1に関しては、かなり良さげに思えますが、長い目で見るとチト危険。

合わせ目消しに関するウンチクで語られる事が多いですが、瞬着は硬化するとプラより硬くなるので、ールに盛った瞬着がボール受けの内径をゴリゴリ削っていく→ボール受けの内径が大きくなる→さらに瞬着を盛るといった感じで、イタチごっこになりそうです。

 

2に関しては一番の安全策、かつ、お手軽な対策ですよね。

ビニールを最初に切る大きさによって、組み立てた際にはみ出したりするのがメンド臭いくらい?

 

3に関しても安全な方かな? 硬化しても多少の弾力があるので、ボールをコーティングするようなイメージ? 

最近では木工用ボンドの代わりに、

なんてのが人気があるようです。

食い付きはスゲー良いですが、硬化後はチト硬いかな? 先にも述べたように、硬すぎるとプラを削る事に繋がるから不安要素は否めませんね。組んであるものをバラさずに、薄めて流し込むには良さげかも?

…と、紹介はしているものの、正直なところ、硬化後にある程度の弾力があるという意味で、やっぱり木工用ボンドで事足りると思います。性能を度外視すれば、入手性やコスト面ではこっちの方が上かも。

 

そして5番目として、俺ッチ考案の策を。

ただ工具が必要で、Φ2.5かΦ3.0のドリルとピンバイスに加え、

プラフスキー材=KPS材のランナー。個人的には1/144の物しかないんですが。

――これらを揃えるのが億劫な人はビニール挟みを、まずは勧めてみます。

 

では、いざ着工。

まずはボールに穴開け。

貫通はさせません。

その後、

KPSのランナーをブッ挿します(接着はしない方がいいかも)。

1/144スケールのガンプラのランナーの径はΦ2.5かΦ3.0が多く、寸法も意外とキチンと出ているので、こういう場面で丸棒として使うにはもってこいの素材です。

 

そして、ある程度の高さでカットし、ボールから僅かに出っ張るくらいまで削ります。

突然モデルが変わってますが(笑)。

ブッ挿したランナーをボールより少し出っ張らせるのは、KPSはABSより弾力があるので、ボール受けにハメ込んだ際にランナーが若干潰れて、ボール受けの内径とほぼピッタリになるという理屈です。

うん、だいぶ動きに渋みが付きました。

KPSのランナーがない場合はポリキャップのランナーでも代用できますが、径の寸法が安定しない→ドリルの選択がメンド臭いのがネックかな? 

 

…と、それなりの根拠はあるけど、片手間の思い付き程度のアイデアなので、これより遥かにアップグレードした案でもありましたらお教え下さい。

使い物にならなくなったものを修復する、こういうのがプラモの楽しみの一つだと感じます。

 

――こんなメンド臭ぇ事はしたかねぇ!と感じる方は、素直に最新の↓こっちを買う方が良いかもです。

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MODEROIDは作った事ないけど、関節に関してはどうなんだろう?