買った、『30MM 1/144 ポルタノヴァ』 | Joon's blog

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バンダイ、もとい、バンダイスピリッツ(←つくづく痛い社名)が、『30MM』という、自社オリジナルキットを展開するとの事で、まぁ少なからずは興味を持ちますよね。

 

って事で、『1/144 ポルタノヴァ』を買ってみました。

「ただの、カッコ良くなったグレイズじゃん?」

「ガンプラと何が違うんだ」

「原作もないのに売れねーよ」

――そんなネガティブな意見の方が多く見て取れましたが、そんな声とは裏腹に、けっこう売れているようです。

↑も、売ってるのを初めて見た&残り2個だったので、変な焦り(笑)の下に買ってしまいました。

 

箱を開けてランナーを眺めてみましたが……まぁガンプラです(笑)。

まぁ、メカデザインに海老川兼武さんを迎えていますが、海老川さんのテイストが好きな人であれば、実にありがたいシリーズが始まってくれたなって感じでしょうかね。

個人的に、海老川さんは立体化を前提とした上で、可動する事も考慮したデザインが好印象です。

 

別売りのパーツを組み合わせて君だけのカスタマイズ云々とか言ってますが、その辺は興味ないんですよ。それどころか、随所にボコボコ開いている穴が目障りというか、景観(?)を壊しているとすら感じます。

これだけでも埋めれば、まぁ自己満足はできるかな?

そうそう、世間ではこのカスタマイズ用の穴ボコを“3mm穴”と表記していますが、当ブログでは“Φ3”と表記します。

まぁ(実質的には)同意語だから伝わりはするけど、せめてモノ作りを謳う模型誌では、丸径は“Φ”で表記して欲しいよね…。

 

ちなみに『30MM』というタイトルは、“30 Minutes Missions”の略だそうです。

これを鑑みた上で説明書を読んでみると、なるほど、確かにタイトルの由来となっている(らしい)、30分で組み終えられそうな作りですね。

近年、プラモデルを説明書通りにしか作れない、いわゆるパチ組み派が増えていますが、そのさらに上を行く、プラモデルを作る作業を忌避してる連中すら存在するのは、何かもう……ただただ絶句です。

1秒でも早くガチャガチャ動かして遊びたい心理が働きすぎて、組み立てるのはメンド臭くてイヤ!とか駄々をこねるきかん坊のようです。

プラモの本質を理解せず、そんなみっともない事を恥ずかしげもなく言えちゃう連中の声が届いたのか、本キットの説明書には、手早く組み立てられるという旨の文言が散見されます。

昨今の世の中は時短ブームですが、本気で取り組む人は、プラモ作りにはそれはないと分かっているし、30分で完成とさせてしまう人はいないでしょう。

とは言え、プラモデルの種類なんて星の数ほど存在しているから、息抜き・片手間・手慰みに作れる程度のキットがあってもいいんですがね…。

 

本シリーズのスタート時、アニメ等の原作媒体がないというのも、反発を招いた原因の一つでしょう。

最近になって、取って付けたようなダッセーストーリーが公開されましたが、これは無粋でしたね。

原作という既成観念や縛りがない分、あくまでユーザーの想像力に任せる方が良かったかな。1/144という縮尺数すら要りません。

こういうブログ等で自分が作ったキットを紹介しているブログ等も多いですが、その多くは、オンリーワンのカスタマイズが施されているんだから、それに加え、自作のストーリーや設定も考えてみるのも面白いと思うんですよ。

それこそ『ガンダムセンチネル』(もっと古くは『青の騎士ベルゼルガ物語』)のごとく、小説&デジラマで展開してみたりね。

その辺を想像してみると製作意欲が湧いてくるなぁ。フル塗装まで行ってみますか!