2017年最後の鑑賞って事で、『マッドマックス』を観ました。
初めて観た時は、最初の1時間がスゲー退屈に思えましたが、若さゆえの無理解だったようです(笑)。
しょっぱなのカーチェイスから始まり、中だるみも(ほぼ)なく、1979年の作品である事を考えれば、かなり面白いと思います。
約1時間半という尺もいいですね。
本作の舞台は、今より数年後。それほど遠い未来のお話ではないようです。
近未来というと、かなり大掛かりなセット(やデザイン)が必要だと感じるのはハリウッド的な感覚なんでしょうが、本作の場合は逆に未開の地のようなものです(笑)。
それでも、たまたま過疎ってる街での出来事だったせいか人口が少なそうだったり、ビルのようなカチッとした建造物もないし、警察もボロボロだったり、退廃的な未来を感じさせます。司法も腐敗気味のようで、ある意味、続編の世界観を予兆させますね。
本作の名を聞けば、カーアクションを連想する人も多いでしょうが、それ以外にサスペンス要素もあるんですよね。
マックスに関わる人々が徐々に狙われ始め、最終的には妻子を殺されてしまうという、ジワジワと魔の手が迫ってくる感じとか。
けど、連中が狙ったのは、たまたまマックスに縁のある人々だったというだけで、マックスに対する間接的な嫌がらせをしていたわけではない。ぶっちゃけ、何の計算もせずにやりたい放題をしていたら、マックスに行き着いただけなんですよ(笑)。
ああいったならず者集団ですから、変に奸智に長けているとご都合主義っぽくなってしまいがちですが、あくまで悪役をケダモノ扱いする作風は潔いですね。
で、肝心のカーアクションはと言えば、疾走感が半端じゃない。
実際、かなりのスピードを出しながら撮影していたと思いますが、運転席からのドライバー視点や車&バイクと並走しながら撮っていたりするので、臨場感は満点です。
道路以外の人工物がない殺風景な場所(これを以て未開の地と呼んでしまうんですが)でのドライバー視点は、ファミコン時代の3Dっぽい車のゲームを連想してしまいます(笑)。逆に、本作の影響も少なからずあったんじゃないかな?
ちなみに、俺ッチが買ったのはコレ。
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この手の、チト古いシリーズはセット販売で安価に買えるのがイイですね。