『ホビージャパン 2018/2月号』を買いました。
模型誌を買うのは年イチくらいかな?
今号はエアブラシ特集という事で買ってみました。
もう3年以上も触ってないので(笑)、重い腰を上げるためのモチベーション上げも含めて…。
表紙にもあるように、あくまで現時点でのエアブラシ事情をフィーチャーしています。
そこまで浦島太郎になる事はなかったけど、クレオスのガンダムマーカーエアブラシは軽くオドロキですね。溶剤を使わず、かつ洗浄いらずってのがイイ。思いのほか安いし。
ただ、これを発売すると、必然的にガンプラマーカーの数も増やさざるを得ませんよね。
「設定と色が違うんだYO!」とか声高に喚く連中に対して、「なら自分で調色しろ」と返し文句も言いたいところだけど、あのシステムでそれは不可能。
そんなニーズに応える義務も出てきちゃうでしょうから、来年(以降)は忙しくなりますよ、クレオスさん!
で、今号に関してですが、初心者向け講座みたいな感じの記事はないけど、ガイアノーツの人の塗装に関してのインタビュー、希釈率に関する講釈は目からウロコです。
でもそれって……数ある国産プラカラーの中で最も薄いからなんじゃない?と懐疑的にもなるんですが(笑)。
俺ッチは習ってから慣れたいマニュアル野郎なので、エアブラシ導入時は、手探りというより色々と知識を培う事を優先していました。
でも、一番手っ取り早く、かつ分かりやすいのは、直接顔を合わせて誰かに教わる事でした。
準備→実際に塗装→片付け、これら一連の作業をたった一度見ておくだけでも、かなりの差があると思います。
これは自分の人生において学んだ事でもありますが、アナログ作業の勉強は、文献や動画といった2次元媒体だけでは不可能、もしくはかなり難しいものです。
とは言え、お店で取り扱ってはいても、使い方を教えられない不勉強な店員も少なくないでしょうからね…。
俺ッチが初めにブチ当たった壁は希釈率。
塗料1に対し、溶剤は2~3倍というのが教科書的なセオリーですが、ぶっちゃけ、これを厳守しなくても吹けます。
そもそも、そんな正確に計量もできないし、他の瓶に移し替えたりしたら、少しでもそこに残る塗料が勿体ないじゃん(笑)!
なので、濃かったら溶剤を足すかエア圧を高める、薄ければ塗料を足したり圧を下げればいいだけの話で、常に↑のセオリーを守れば確実という事はありません。同じメーカーの塗料でも、色によって癖もありますしね。
そこがアナログ作業の醍醐味で、その場その場でどうにかできてしまったり、(基本ができなかったせいで)どうにもならなくなってしまう事もあるのです。
ベテランの人が初心者に教える時に使う、教わる側には最も困る常套句→「テキトーで良いんだよ」というのは、それだけ場数を踏んできた表れなんじゃないかなとも思うんです。
まぁ、一度でも失敗したくない人は最初から手を出さず、「色分けができてない」とか「成型色が違う」とか、負け犬の負け惜しみを延々と吠えていればいいんです。
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ホビージャパン18年2月号
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まぁ、そんな感じで、そこそこためになる内容でした。
珍しいと思ったのは、『ホビージャパン』において、約70ページくらいまでガンダムの記事が出てこない事ですかね(笑)。
欲を言えば、個人的には『ホビージャパン』=模型誌と捉えているので、完成品の記事はなくすか減らして欲しいです。中盤の完成品エロフィギュアのコーナーが邪魔で邪魔で…。