終えた、『ドラゴン・クエストⅣ』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

今、巷では『ドラクエ』が熱いようですが、俺ッチもそんな流行に乗ってプレイ→クリアしました。

 

いやー、第5章に行くまでずいぶんと時間が掛かっちゃってさー…。

…ん? 何の話をしているかって?

もちろん『ドラゴン・クエストⅣ』の話ですよ!

 

 

↑&↑↑、どっちも同じみたいだけど。

 

リアルタイムでは遊ばなかったので、発売(or発表)から30年近く経ってからの『Ⅳ』デビューです(笑)。

ファミコンの時代を知っている、かつ未だに遊んだ事のない人(←実に稀有だと思いますが)、ちょっと遊んでみて下さいよ。

面白いから。

 

とりあえず『Ⅳ』に関してのみの話ですが、分かりやすい&努力が報われる点が『ドラクエ』の魅力なんだろうなぁと、つくづく感じました。

戦闘システムも単純だし、物理的攻撃が利かない敵がいない点がいいんですよ。

無限に遭遇する敵に対し、いちいち戦略級の思考を以て戦闘に臨むとかメンドくせーから、あの程度の戦術でいいんです。

戦闘は単純だけど、敵のHPが表示されないのは、自分でダメージを計算せざるを得ない、つまり、ある程度の緊張感が必要だから、そこまでダラダラプレイにはならないんですよ。

 

そんな戦闘において、これまで苦戦した相手も、自分のレベルが上がれば確実に勝率が上がるバランスも絶妙です。

まぁ、時間を掛けたモン勝ちと言ってしまえば、身もフタもないんですが(笑)。

自分を投影し、強くなったと感じさせる事で没入させる。面白いゲームほど、そういうカタルシスを感じさせるのが上手いんでしょうね。

 

けどね~……まぁ今となっては話のタネで済みますけど、戦闘中、自分以外のメンバーに逐一指示を与えられないのが『Ⅳ』最大の特徴。

初めは、この理不尽極まりないシステムに頭を抱えたものです。以心伝心という言葉を教えてやりたくなりますよね(笑)。

「…クリさんさぁ、ああいう奴にザキとかザラキが利かないって、そろそろ分からない?」

「みんな平均的にジリ貧なんだから、ああいう時に賢者の石でも使わないでどーすんのよ?」

てな具合に、毎日、就寝前の宿屋で大反省会ですよ(笑)。

だからって、あの作戦システムを排し、個別に指示ができるようになってしまったら、一気に難易度が下がりそうです。

 

それまでの『ドラクエ』のストーリーはスゲー事務的でしたが、今作では多少ドラマティックになってきました。

勇者の幼馴染が、勇者抹殺の命を受けて襲来した魔王軍の目を欺くため、モシャスの呪文で自分に化けて命を投げ出したり(しかも女子が!)、大ボスの名を口にしようとした瞬間に殺されたり(ヴォルデモートではない)、なかなかハードな展開に慄然しましたよ。

 

副読本でもなければどうにもならない(印象が強い)『ファイナルファンタジー』と違い、せいぜい呪文や武器に関しる事だけをネット等で調べるくらいで、あとはどうにかなるのが『ドラクエ』の良いところですよね。

普遍的というか、万人向けである点は、立派にエンターテインメントしていると思います。

だからって、今から『Ⅴ』~最新作までをプレイする気にはなりませんが…。