『宇宙戦隊キュウレンジャー THE MOVIE ゲース・インダベーの逆襲』を観てきました。
タイトルにちなんでゲスなツッコミなんですが、サブタイトルは“逆襲”でなく“復讐”の方が正確じゃないかと思います…。
おそらくはいつもと変わらないんだろうけど、今作は尺が長く感じました。夏のスパ戦映画にありがちな、端折ってる感が希薄なんですよ。
レギュラーキャラが多いという恩恵かな?
映画として、キチンとドラマを描きやすいのはやっぱライダーなんだろうけど、スパ戦人気も徐々に上がりつつある(気がする)ので、いつかはライダーより尺の長い作品になって欲しいですね。
この手の作品を観に行くと、やはり親子連れが多く、横を通る際とかに会話が聞こえたりします。
「どっちが面白かった?」
「キュウレンジャー!」
そうだろうそうだろう、つーか、それでいいんですよ。
目的のためにただただ突っ走るスパ戦に比べると、いちいち戦う理由を見つけようと葛藤するライダーの作風は、同じヒーロー作品でありながら両極端。
正直、もうライダーはちびっ子=小学校低学年向け作品とは呼べませんよね。
ちびっ子はライダーの時には飽きてくるけど(笑)、連れてきた親御さんがそこそこ楽しめればいいんじゃないかな。
その上で、子供との共通の話題で盛り上がれれば、子供にとっては大喜びの一日となるわけです。
グースカ寝ちゃってるお父さん、勿体ない事をしちゃダメですよ!
話が逸れましたが。
しかしまぁ、近年のニチアサヒーロー作品は、少なからずお笑い芸人枠が確保されてますね。
今作ではロンブー亮さんと、レイザーラモンのお二人。
レイザーラモンは、双方共に声に特徴があるから、怪人役は意外にハマリ役です。
個人的にレイザーラモンのRGさんは好きなんですが、あの人と言えば、もちろん“あるある”。
本作においても無理矢理ねじ込んできましたが(もちろん半スベり)、それ以外にもよく声が出るだけでなく、まぁ喋る喋る。ラッキー=岐洲匠さんもセリフを割り込ませにくかったとか(笑)。
亮さんに関しては声だけでなく、わざわざ人間体まで演じるどころかメットオフまでも披露し、やっぱ敵役は最低でも一人は顔出しして演じて欲しいよなぁ、と感じた次第です(最後の人間体の悪役はゼットかな?)。
メットオフと言えば、キュウレンジャーの面々のメットオフもありましたね。
本編では変身シーン(のバンク)でしか拝めない姿だから、これは貴重です。
あの横並びで歩くカットは『アルマゲドン』(←ドン・アルマゲにあらず)より、『Gメン’75』を思い出すオジサンです(笑)。
そーいえば、気付いた時にはカットが変わってたから未確認ですが……ブラマヨの小杉さん出てませんでした?