観終えた、『タイガーマスクW』 | Joon's blog

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『タイガーマスクW』を観終えました。

どーせ1クールの、刹那的な話題作りのやっつけ作品だろうと高を括っていたら、2クールどころか3クールも放送して、軽くオドロキです。まぁ、3クールってのも中途半端ですが(笑)。

 

これは脚本の問題なのかなぁ、どうもドラマが中途半端というか、さっきまでの問題をキチンと解決しないまま次のエピソードに入ってしまう事が、やけに多かった気がするんですよ。もしくは、知っておきたい情報を語ってくれなかったりとか。

その極めつけが、タイガーマスクのマスクが剥がされた時のリアクション。本来なら作品内における大事件なのに、ごくごく僅かの人間が驚いたくらいで終了という寂しさ(笑)。

これは、ナオトを知る人が少ない事に起因します。

思い返せば、ナオトは5人くらいとしかキチンと顔を合わせていないんですよね。ナオトとして色んな人に会っていないんだから、ドラマも生まれない。

「あの体つき、確かどこかで…」なんてお約束セリフを出してもいいんですよ、正体隠しのシチュエーションの醍醐味ですから(これは来間記者の役目だと思ってた…)。

 

まぁ、作っているのが東映ですし、元祖『タイガーマスク』もそうであったように、メインの見どころは試合のシーン。

だからって、今の時代にはもう少しリング外でのドラマが欲しかったと思うんです。『あしたのジョー2』くらいまでやれとは言わないけど(笑)。

全般的に、どうも人間ドラマが希薄なんですよね。ナオトのザ・サードに対する執念もイマイチ弱いし。

とりあえず、現在の伊達直人を登場させたりしなかったのは好印象ですがね。日本各地にランドセルを配り歩いてたりしてもイヤでしょ(笑)?

 

――そんな感じで、本作も37話を以て最終回と相成りました。

…ん? 『~W』って全38話じゃなかったっけ?というツッコミも聞こえそうですが、俺ッチも含め、最初から最後まで見終えた人からすれば、真の最終回は37話だと断言できる、もしくは、してくれるでしょう。特に試合シーンの作画は上々どころか、最上級では?

38話は、まぁ消化試合みたいなものです(笑)。

 

ところで、見た記憶がないから定かではないんだけど……『タイガーマスク二世』の存在はノーカウントなのかな(笑)?

 

って事で、本作終了後の空いた30分の枠、『ワールドプロレスリング』にもらえないかなぁ……30分じゃ短いんだよ! BS朝日の『~リターンズ』は1時間枠だけど半年遅れだし…。