休日の疲弊が極みに達した日曜の深夜、俺は、俺の運命を変えたあの作品を観てるんだ…。
…あ、『乃木坂工事中』じゃないですよ(笑)?
現在TVKで『装甲騎兵ボトムズ』が放送中。渋すぎるチョイスだぜ。
『ボトムズ』の魅力は数あれど……その一つを挙げるなら、まずはAT。
ATには、それまでのロボット(アニメ)を劇的に変えたと言っても過言ではない要素が、多々あるんです。
手っ取り早いところで顕著なのは、腰のぶら下げ型アーマー。これにアレンジ(もしくは変更)する事で、ガンダム系プラモの可動範囲が広くなったしね。
思えば、特にこの頃の大河原邦男さんのデザインには、発明があった。
パッと思い付くだけでも、ガンダムのふくらはぎや、ザクのパイプ、ダグラムのフック、
そして発明の宝庫たるAT。
ハッキリ言えば、ATが存在しなければ、今日ののガンダム(ガンプラ)がここまで進化する事はなかったと言っても過言ではないとすら思えるんです。
そう考えるとカトキハジメのデザインは、ただの似顔絵でしかないんだよな…。
今や節度ないまでに新たなガンダムが登場していますが、時代の流れと共にデザインは洗練され、一般的には、一番新しいガンダムが一番カッコ良いとされています。多分。
が、ボトムズに関しては、どれだけ新しいATが登場しても、始祖たるスコープドッグを越える事はありません。
ゲーム等に出てきた新種のATとか、カッコ悪いどころか、気持ち悪いくらい(笑)。
それほどまでに、スコープドッグのデザインは完成されています。ギミックやプロポーションを弄る余地は、ほぼないくらい。
…って、この辺はあくまで主観たっぷりですが……同調してくれる人は少なくないはずだ!と信じる。
つーワケなので、気になった人は日曜深夜のTVKを、苦いコーヒーを飲みながら観よう!