第3期『美少女戦士セーラームーンCrystal』を観終えました。
オリジナル版は序盤はガッツリ観ていましたが、徐々に世間が盛り上がってきた頃にはシラケ気味になってしまい、あんま観なくなっちゃったんだよね。
20年の時を経て『~Crystal』として新生したのであれば、今度はしっかり観ようという意志の下、(今のところ)全話を観終えたワケですが。
思い返せばオリジナル版は、うさぎのオチャラケっぷりが場繋ぎ感MAXでした(うさぎの天真爛漫さをアピールする計算もあったんでしょうが)。
今作ではその辺をオミットしているため、『セーラームーン』ってこんなにシリアスだったっけ?と、ヘタすれば違和感すら抱きそうですが、純粋に物語の縦筋を追うにはちょうどいい塩梅になっていると思います。
オリジナル版を観ていた世代であれば、うさぎ役のキャスティングを変えなかったのは正解に思えます。
つーか、三石琴乃さん、まだそんな声を出せるのか!と、驚きすら感じてしまいます。
逆に若い人は、これに抵抗があるというか、ムリがあるように感じてしまうようですね。確かに、いわゆる“イマドキ”の声優陣で固められたキャストの中では、やや浮いた感も否めませんが(笑)。
ただ、そんな(比較的)若めの声優に比べると、三石さんの声量はケタ違いです。
演技に関しては受け取り方に個人差があるから言及しませんが、近年の若い声優は声が小さすぎる事に関しては断言できます。必殺技の掛け声とか、ずいぶん気の抜けた感じがしたし。
かつて、オリジナル版でセーラーヴィーナスを演じていた深見梨加さんは、ヴィーナスとして登場(notセーラーV)し始めた頃、古谷徹さんに「照れがある」と指摘されたそうですが、『~Crystal』版の声優陣にも、そういう事情は少なからずあったのかな?
それが吹っ切れたのか(笑)、3期あたりになると、4戦士はかなりの声が出るようになっていて安定してきました。
1期&2期の主題歌はももクロが担当していましたが、特にOPは「今から観るぞ!」と思わせてくれるテンアゲ曲で、躍動感があるだけでなく、番組(or作品)名を歌詞に含んだ王道アニソンっぷりが好きでした。
けど……3期目のOP、個人的にはテンサゲ曲です。
せっかく堀江美都子さんやももクロを起用しているのに、キーが低いので本領を発揮できないというか、欲求不満を感じ取れるくらい(笑)。あー、勿体ない…。
――だがっ…!
そんな戯れ言はどうでもいいんです。
今回、こうやってリメイクながらも『セラムン』を再見して思った事が1つ。
セーラーサターン……最高かよ!
1/8スケールくらいでデキの良いフィギュア、どっかから出してくんないかなぁ…(←アルター希望)。