ここ連日の、あの知事に関する話題。
今の世の中、自分の事は棚に上げ、他人の僅かながらの隙を見つけて非難・批判と言った口撃(←造語)をしたがる連中が増殖しているんだから、大衆の矢面に立つような連中は、安っぽく隙を見せないための努力を惜しむなと。
近年の政治家が見せる、ノータイ&開襟のような緊張感のない服装こそ、その象徴にも見えるんですが。
…で、その行いに関しては周知の通りですが、ここで思うのは、なぜ知事ばかりが集中砲火を浴びるのか。
確かに大枚をせしめたのは自身ですが、そのお金はどこから湧いてきたのかと。
一般的な会社で例えると、社員が食事に行き、会計時に領収書を発行してもらうとします。
それを会社に持って行き、経費で落とせるかどうかを経理の人に判断してもらいますよね。
つまり、あの知事の使った金を、経費であるとジャッジした人間の責任でもあるんじゃないかと。
ニュースやワイドショーの全てを見てはいないけど、この辺りって言及されてるんでしょうか? 立派な共犯者だと思うんだけど。
あと、口撃の内容は多々ありますが、辞職(or辞任)に追い込もうとしている連中に関しては、それで良いのか?と。
私的な理由で使った金を全額返金させる以外、辞めるなんて選択肢はないと、俺ッチは考えるんですが。
今回の使い込みに関しては、公私の境をハッキリさせる事は必要でしょう。
その上で、私的な理由で使った金というのは、すなわち前借りという解釈であれば、それなりに都民や国民も多少は納得できるんじゃないでしょうか。
つまり、この先もらえるであろう給与(や退職金)から、今回使った金額をさっ引けばいいんですよ。給料半額ってのはギリギリの誠意っつーか、当然ですよね。
使い込んだ額に達するまで働いてもいないうちから、辞める意思なんか見せるんじゃねぇぞ?
金銭絡みの汚職から辞職に至った政治家は多々いますが、巨額を横領しました→「お前なんか辞めろ」→「仰る通りですねー、じゃセキニン取って辞めまーす」というのが、黄金パターン。
…これって、要は使ったモン勝ちだよね。もしくは勝ち逃げ。どのみち勝利者ですよ。
だから、またかと思わせるような、二匹目のドジョウを狙う連中が後を絶たないんです。
“責任を取って辞める”なんて言葉も、聞こえの良い詭弁に他ならず、実は何の責任も取っていません。
自分が使った金の分だけ働いてこそ、どうにか責任を果たせるものなのです。
そんな簡単な事に気付けず、辞めさせて愉悦に浸っている連中の、なんと浅はかな事よ。
「使い込んだ分だけ働け!」「身内が死んでも休むな!」「点滴しながらでも出てこい!」くらいの野次が飛んでもいいと思うんだよね。相手は犯罪スレスレのクズ人間なんだから。
そんなワケなので……安易に「辞めろ」なんて言うのは、それこそ我々の血税をゆかりのない他人に横取りされているも同然なので、ガッツリ働かせよう!
☆ 追記 ☆
やっぱり辞職に至りましたね。
代役もいないのに、とりあえず辞職させてバンザーイ的に浮かれてる連中の、何と浅ましい事よ。しかも、この流れで総理まで責任が云々とか言ってるんだから、こちらも辞めさせたいんだろうね。アナーキストなのかコイツらは。
それはさておき、俺ッチと似たような考えを持つ有名人もチラホラと出てきてくれたようですね。
もう少し早く、“辞め得”なんて上手い言葉の1つでも考えられれば、当ブログのアクセス数も伸びるんだろうなぁ…(笑)。