「こちらインターナショナルレスキュー、サンダーバードS号のプラモデルを発見したぞ!」
「S.I.G、直ちに購入する!」
…ってネタなんですが、ただでさえ読者が少ない当ブログにどれだけ分かる人がいるのやら…。
――って事で、『リアルキット サンダーバードS号』を買いました。
ぅおおおっ…! 箱絵からグッと来ますね。ちなみに開田裕治さん画。
サンダーバードS号、登場(or発表)時からスゲー気になってたんですよね。
オモチャのリリースはタカラトミーからですが、まさかプラモ化するとは思っていなかったので、高額ながら買ってみたのです。
「これがサンダーバード? マクロスじゃん?」といった、ありきたりのツッコミには対応しませんので悪しからず(笑)。
って事で、未開封だけど軽くレビュー。
ウキウキ&ワクワクで箱を開けてみると…。
うっわ~…。
この極太モールドに軽い目眩を感じますね。マジかよ。
これら全てを埋める→再モールドってのは地獄なので、モールドを追加するとマシになるかな?
その際に使うのはもちろん、コレ。
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デフォルトで付属している歯の幅は0.3㎜なんだけど、これが本領を発揮するのは0.2㎜以下だと思ってます。
本体は持ちやすいんだけど、高いなーと感じる人は替え刃の
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か、
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をオススメ。
持ち手にこだわらなければ、ピンバイスで替え刃を咥えればOK。
話を戻して…。
後部の噴射ノズル(ベクタードノズル?)の厚みも強烈すぎるぜっ…。
翼関連にしても言わずもがなですが、ここで発想の転換というか…。
ハッキリ言わなくても、本機は架空の飛行機です。
それ故、こんなデザインの立体物を設定(正確には空想)通りのスペックで航行させるには、このくらいの厚み=強度が必要という事。
つまり、航空力学に基づいて検証した形状を1/72に落とし込んで、それをキット化したものなのです。
――と、自分に暗示を掛けて、平常心を保つ術を身に付けましょう…。
そこそこ緻密なシャドウバイクもこの程度。あたた…。
ただ、
シールとデカールが付属する配慮は感心です。配慮は。
全体的に、フォルムに関しては良いんじゃないかと思います(ランナー状態での話ですが…)。
尖っている形状も先端のRも小さく、そこそこ痛そうで(笑)イイ感じ。
ムダに表面にシボ処理が施されているので(…)、ツヤッツヤにしたい人はペーパー地獄確定でしょう。
多くの人は完成写真のカッコ良さに惹かれて買ったんでしょうけど、“お気楽に組めますよ~”という宣伝文句は全くアテになりません(笑)。
対象年齢8才以上とか書いてあるけど、それはあくまで説明書通りにしか組まない人の話。
完成写真に近付けるには、接着・研削・塗装と言った、本来のプラモ製作に必要な技術は確実に必要です。
かなり難産になりそうなキットですが…。
例えば、完成品と銘打ったフィギュアやオモチャがありますよね。
得てして、ああいう製品には納得できない箇所が少なからずあります。形状がおかしかったり、接着がズレてたり、塗装がハミ出していたりとか。
そんなデタラメな作業をされるくらいなら自分で直したいどころか、むしろ未加工の状態で売ってくれよ!と感じるんですよ。
なので、実は発光ギミックが搭載された幼児向け玩具として売り出されるものを未加工品=プラモとして発売したものだったんだ!とでも妄想すれば、俺ッチの悲願(?)を満たしてくれたんだと自己満足に浸れます(←そうか?)。
ハッキリ言わなくても高額キットなので、値崩れ待ちと行きたい所だったんですが、非バンダイのキットはいつ再販が掛かるか分かんないので、在庫がある時が買い時じゃないかと思って買ってしまいました(ちなみに28%OFF時)。
…ホラホラ、心が揺らいでいるそこのアナタ! 『サンダーバードARE GO』での活躍(ケーヨ含む)を見てからでは間に合わない(と思う)ぞ!
つーか、放送開始から8ヶ月も経っているのに、まだ15話までしか放送してない(!)って異常だよなぁ。深夜枠オンリーでいいでしょ、もう…。
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余談ですが……特に↑の店のプラモのレビュー群、これは特にガンプラに限った話なんですがね。どうしてこうプラモの本質が分からない奴が多いんだと。
この連中は恥も外聞も捨てて、本気でプラモデルに関する感想を述べているのか?と目を疑います。
「(成型)色が違う」「色が足りない」
「動かない(可動範囲が狭い)」
「勘合しにくい」
「合わせ目が出る」(←…はぁ?)
これらに関して、「ふざけるな」くらいの暴言まで吐いてしまうようなのもいるんだから、やれやれですよ。
自分の主観を具現化できない事に対しての苛立ち→八つ当たり、つまり恨み日記を公開する場と化しているようにも見えるんです。
自分の不満をいちいちアウトプットするヒマがあるなら、せいぜい400番を当てるくらいの時間を作ってみろよと。
言うまでもなく、プラモデルとは“作る”事を大前提としたものです。
そして、完成という到達点に辿り着く基準は人それぞれ――ここで言う“完成”とは、自分自身の妥協点ね。
説明書通りに組むだけで済む人もいれば、塗装も含んだ細かな処理をする人、自分好みに改造する人もいます。
そうやって自分が納得できる、“完成”させるまで手を入れるのがプラモの醍醐味であり、楽しさだと思うんだ。
それを見出せず、他力本願ばかり&重箱の隅を突っついてグシャグシャ文句をたれてる連中の、なんと浅ましい事よ。
これは断言できるけど、プラモ作りはメンドくせーし時間が掛かるもの。そこに楽しさを見出せない奴は、ひたすら食玩でも集めて喜んでる方が有意義です。
☆ 追記 ☆
ネット通販を見る限り、軒並み、そろそろ在庫が少なくなってきましたね。
プレミア価格では絶対に買わないためにも、欲しいと思わば急げ!
☆ さらに追記 ☆
放送開始から10カ月も過ぎて、ようやく登場しましたね。
初めて登場する回なのに、ひっでー扱いでしたが(笑)。
トレーシー兄弟と行動理念がズレているケーヨを描くためにも、S号はもっと早くに登場しても良かったんじゃないかな?