最近の、異常なまでに過剰な、マックの混入物に関する報道。
報道すべきネタはゴロゴロ転がっているはずなのに、特定人物を晒し者にするニュースの方が売れるからって、連日こればっかってのも情けない話です。
こういう事、やりすぎれば、現代の日本人のモラルやマナーが著しく低下するって分かんないのかなと。
故意ではない失敗や揚げ足を取られて、それを圧倒的多数の人間に攻撃されるのであれば、今後は一つの行動も取れませんよ。
一度火が着いてしまったので、そんなブームに乗ろうと、これに便乗する模倣&愉快犯は少なからず現れます。
20代以下の若者、小学校低学年の子供を持つ親あたりが多いだろうと予想します。
そして、お店側の不手際を指摘し、殿様気取りで土下座を強要するようなヤクザ崩れも増えるでしょう。
どんな薬だって、僅かながらの副作用はあるんだから、この世に有害でない食べ物なんてありません。
無農薬だのオーガニックだの気取った言い方をしても、分かりにくい有害物質は含まれています。
それを考えれば、食に100%の安全を求める連中は、無理に何かを食べる必要なんてないんです。点滴でも打って生き長らえれば良い。
そもそも、空気ですら有害物質が含まれているんだから。
一過性とは言え、こんな報道が続く→難癖を付ける人間が増殖すれば、外食産業は衰退します。
食に関するもののみならず、いかなる産業も同様です。
だって、全ての労働者が一つのミスも起こさないなんてあり得ないし、それを強要されるんだから。
「今後一切、一つのミスも犯しません!」と豪語する方が誠意がないと思うんです。
これはどんな企業もしかるべきであろう事なんだけど、ミスをゼロにしろと言うのは企業としての大義名分だし、それを全労働社に求めるのも当然。
けど、それはできないのだから、ミスが出るであろう事を見越した上で、有事の際の対策やシミュレーションを熟考しなければならないのかもしれません。
まぁ、そんな後ろ盾があると分かれば労働者の気も緩んでしまうので、これは経営者を含む上層部のみで考えるべき課題ではないかなと。
常々言いますが、失敗をしない人間はいない。
だから、人間は神様になれないんです。