会食にスマホは不要 | Joon's blog

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今や世の中は何でもかんでもスマホ。
スマホスマホスマホ。

便利(そう)なのは分かるし、そんな文明の利器を使いこなすのも、現代に生きる上では必要なんでしょう。
…けど、今や現代人の多くはそればかり。
その辺の人間を観察すれば、何かにつけてスマホに手を伸ばす。しかも能動的に。
依存どころか、スマホに精神を乗っ取られているようで、チト薄気味が悪いんです。
まるで、機械(orロボット)が人間を支配する未来を予期したSFのようで。

――まぁ、今さらこんな事は言うまでもないんだけどね、先日、同僚と買い物→食事に行ったんですよ。
その人とは、会社では止め処なく喋り合うくらいの関係で、それなりに腹を割った仲なんですがね。注文をしてから食事が来るまでの間、その人はず―――っとスマホを見っぱなしで、ほぼ無言。
百歩譲って、これを失礼とは言いません。
自分と一緒にいるのがそんなにつまらないのか? 退屈なのか? メンド臭いのか? ――それら全てがYesであるから、スマホの画面に没入しているのだろうと。
自分の落ち度だから、これをスマホのせいにはしません。
でも、そんな悲しくも不愉快な思いをするのであれば、その人と共に外出する事はもうないでしょう。
こうやってまた、昵懇の仲の人間が減って行く……寂しいはずだわ。

仲のいい人と食べる食事なら、多少マズいメシであっても、それなりに美味しく感じるもの。
あんま仲の良くない人とであっても、一緒に飲み食いをするだけで、僅かながらも距離が縮まると思うんです。
だから、社交上、付き合わにゃならん人と仲良くなるには、会食とは一番手っ取り早い手段。
…なーんて考えも、青臭さの抜けない机上の空論なんだろうね。

スマホには罪はないんです。
スマホを持つ多くの人間の人格が嫌いなんです。
金だけでなく、モラルまでをも対価として支払わねばならないのであれば、いくら時代遅れと言われようが、まだまだスマホは持つ気になれない。