しょーもねー野球番組のおかげで、1週おきくらいの放送だがな。
放送当時はロボットアニメの割に人気があった作品ですが、主な客層は女子だったように思えます。
女子人気が高いロボットアニメの祖っつったらコレ……なのかな? もしくは『ライディーン』か『ボルテスⅤ』?
そんな人気の要因はタケル=マーズとマーグの兄弟愛。

血を分けた兄弟でありながら、洗脳された兄マーグと戦う事に躊躇うタケルの苦悩にグッと来た女子が多かったんでしょうね。
「マーグ…もう誰にも渡さない、兄さんは俺のものだ…地球のものだ!」
こんなセリフ、今で言うBLに夢中な女子さんであれば、一瞬でコロリ(←死語)でしょう。
…だがっ!
そんなマーグも亡くなってしまいました…。
あとはロゼとの因縁にケリを付けるくらいで、以降は特にドラマティックな展開はありません(笑)。
マーグはもう少し生かしておくべきだったよなぁ。ビジネス的にも勿体ない話です…。
この度の放送で女子人気がきっかけとなり、21世紀にゴッドマーズ復活!なんてシナリオを考えていたんですが……奇跡にも満たない確率ですね(笑)。
さすがに今の目で観ればテキトーな作劇なんだけど(笑)、その方が脳内補完のし甲斐があるというものです。
単純明快な方が分かりやすいっつーか、通俗的であるほど、想像or妄想力が鍛えられますからね。
本作は80年代アニメ。しかも80年序盤。
その割には、本作は総じて作画レベルが高い気がします。
バンダナ率が高い点も80's作品の特徴(笑)。
毎回このくらいのクオリティだといいんですが、さすがにそこまではねぇ…。
東京ムービー(トムス?)作品は、同年代の他のテレビアニメ作品に比べると、ずいぶん頑張っていると思います。
『あしたのジョー2』とか『ベルばら』とか、今の若い人が観ても、ギリギリ耐えられるんじゃないかな?
って事で、なるべく観ようぜ、『六神合体ゴッドマーズ』!
どーせ次の次の放送は野球中継で放送しねぇぜバカヤロー。