ガンダム映像作品最新作の情報が解禁されましたね。
その名も……『ガンダム ビルドファイターズ』との事。
詳しくは公式HPでも見てちょーだい。
新ガンダムと聞くとチト懐疑的な気持ちで入っていくのが常ですが、今作に関しては2秒で食い付きました。
…もうね、いい歳こいて大期待してますよ!
面白そうっつーか、スゲー楽しそうじゃないですか?
眉間にシワ寄せて小難しい理屈を並び立てるのはいいから、もっと通俗的で明快な、ハメを外したガンダムが見たいんだよ!って事で、『UC』の7巻よりも遙かに楽しみです(笑)。
『AGE』の放映開始時、「こんなのだったら『ガンプラビルダーズ』をTV化してくれよ」とか思ったものです(今では『AGE』は好きな部類に入りますが)。
その『模型戦士ガンプラビルダーズ』とは、全てのガンプラを内包した世界。ある意味、『∀ガンダム』以上に“∀”=“全肯定”しているんだよね。
その延長(not続編?)に位置しそうな今作。
プロモ映像を見た限り、多様なMSがワンサと登場するんだから(『UC』4巻も霞む!)、それだけで垂涎モノですよ。
2~3頭身のガンプラまで“∀”してるのには参りましたが…(笑)。
そして何より、今作の放送に合わせてか、プラモのリリースっぷりが強烈!
“HGオールガンダムプロジェクト”と銘打って、これまでHGブランドで発売されていなかったガンダムが毎月リリースされるっつーんだからウハウハですよ。
顔の塗装に不安があっても、V・V2・F91あたりは2個買い確定ですもん(笑)。
ただ、アピールポイントとしている基本パーツ統一だの、武器の持ち替えに互換性を与えるためグリップを共通化だの、やっつけ仕様になりそうなのが不安。AGとかFGではなくHGなんだから、その名に恥じぬ出来を期待しています。脱カトキしていれば最高。
初代以外はガンダムじゃねぇ!と感じる人は、1作品中にガンダムが何機も出てくるのが嫌なようです。
沢山ガンダムを出したところで、結局はスポンサーがオモチャを売りたいだけ。スポンサーの都合により作品を潰されてしまう、つまり商業主義の犠牲になるのが気に入らないようです。
けど、今作は逆の発想。
作品がオモチャによって壊されてしまうなら、オモチャを扱う作品にしてしまえばいいのです。
さらに、作り手側が最初からオモチャが大前提にある事を念頭にストーリーを考えていれば、スポンサー側の発注を理不尽に感じる事も少なくて済む。これは双方が良い関係になれる企画じゃないかと思います……想像ですが。
「こんなの『ガンダム』じゃない!」と言いたがる人もいるでしょう。鬱憤を晴らすにはもってこいの場であるネット上では特に。
そんな人に問いたいのは、「じゃ、どんな風なら『ガンダム』なの?」と。
今、“ガンダム”と名の付く作品は節操なく増殖しています。
殊に漫画作品は、ガンダムの世界観を拝借しただけの二次創作品でありながら、プチ公式化すらされてしまう事もあるんだから、もはや“ガンダムの形骸化”と言っても過言ではないでしょう。
そんなだから、自分が許容できるorできない作品があっても不思議ではありません。
我々受け手側は、そんなガンダム作品群を取捨選択式に選り好みせねばならない、いわば審美眼を持ち合わせているかどうかを試されているのかもしれません。
「俺はマニアだから、“ガンダム”と名の付く作品は全部知ってるぜ!」なんて人もいるかもしれませんが、仕事上でそれを強いられているのでなければ、単なるヒマ人でしょうね(笑)。
ちなみに俺ッチの中では、いくら宇宙世紀を舞台にした作品でも、“アニメーションとして映像化した作品”しか公式化していません。
…とまぁ、長々と綴ってしまいましたが、これでプラモ市場が盛り上がってくれれば嬉しいんですがね。
本編の方も楽しみにしています。
ラストのミニコーナーでガンプラ講座みたいなのがあるといいなぁ。上戸さんも是非(笑)!