BS朝日で始まった『必殺仕事人Ⅴ』。
俺ッチが初めて観た『仕事人』なので(not必殺シリーズ)、思い入れのある作品です。
個人的に『Ⅴ』と言えば、組紐屋の竜。もうね、今の目で見ても京本政樹さんがカッコ良いんですよ。
花屋の政を演じる村上弘明さんもカッコ良いんですが、それぞれ種類の異なる、いわば静と動のカッコ良さがあり、同性の俺ッチが見ても溜息が出ます。
カンケーないけど、長年、作務衣を愛着している俺ッチですが、そのルーツは政さんが着ているのにシビレたから。もはやコスプレ感覚ですね(笑)。
本放送時は中学生だった故、クライマックスの殺しのシーン以外は眠くて仕方なかったけど、いい歳こいてから観ると、町人の暮らしを描いているのが良いんですよね。
仕事人の皆さんは昼間はまっとうな仕事をしていますが、そんな働きぶりや生活をキチンと見せる。裏の稼業についてはおくびにも出さず、きっちりスイッチを切り替えられているのもカッコ良い。
にしても、中村家の婿養子イビリは相変わらず。
嫌味や皮肉は毎度の事で、粗食やメシ抜きも日常茶飯事。おかずが煮干し×3、梅干し×1とか死ねますよ(笑)。
挙げ句に姑が夜の営みにまで口を挟むんだから、正直、帰りたくないよね(笑)。
せん&りつの要素がなければ良いのにと思う人もいるようですが、あれはあれで必要だと思います。
それなりの正義感を原動力としてはいるものの、基本的には金を貰って人を殺すという非人道的な行いをしているんだから、シリアス一辺倒などラマにしてしまうとシャレじゃ済まなくなってしまう。
そもそも殺しの技も荒唐無稽なんだから、コメディ要素があってもおかしくないワケです。
コメディ要素と言えば、本放送時、眠い目を擦りながら観ている中で、中学生程度の俺ッチにもウケていたのが、順之助絡みの三角関係。
順之助と、おませ(←死語)な許嫁のお新、そして順之助を執拗に(笑)追うオカマの玉助。
特に、「じゅ~んちゃん♪」でお馴染み(?)の玉助はサイコー。あの手この手で順之助に迫りますが、その“あの手この手”が面白すぎる。学校だか塾だかの教室にまで侵入できちゃうんだから、よっぽど好きなのかヒマなのか(笑)。