そりゃ、今時のガンプラは実に優秀なプラモデルですよ。
プロポーションが良い上に、可動域の確保、ほぼ設定通りに色分けされたパーツ、勘合の精度、組みやすさ等々が渾然一体となっていて、説明書を理解できる人であれば、誰もがそれなりの完成度を誇れるんだから。
そんなHGやらMGやらと言ったシリーズが世に溢れていますが、そんなブランドなどなかった時代に発売されていたキット、いわゆる旧キットがちょくちょく再版されています。
同じ種類であっても、HGやらMGで重複的に発売されたものでなく、それ以前に発売された物を旧キットと呼んでいる……のは俺ッチだけではないですよ?
特にガンプラのHGだのMGだのの多くは、まんま設定通りにキット化されず、何かしらのアレンジが加わります。
元々は絵=2Dだった物を立体=3D化するものだから、その際に破綻が生じないようデザインをアレンジする必要は少なからずありますが、それがあまりにも激しい時があります。
言ってしまえば、HG等のブランドが生まれて以降のガンプラはカトキハジメとベッタリですが、この人の主観でデザインを変更されてしまうというケースが多々あるのが、ホントにウンザリしています。
アレンジなら許せるけど、変更はイヤじゃないですか?
懐かしい機体がキット化されるのは近年のガンプラの楽しみの一つですが、好きだった形状(=デザイン)の一部が別物になっていると、画竜点睛を欠くようで少々ガッカリするどころか頭にすら来ます。ジムⅡ&Ⅲの爪先とか、何だよアレ。
この人がデザインするMSは、キット化すると干渉だらけ=可動範囲が狭くなるので、動かすオモチャ向きではないんだよね。
旧キットには、そんな一個人の自己主張が皆無なところがいいんじゃないかと思っています。
多少ヘボくても、昔のキットだからという免罪符のおかげで許せるしね(←そうか?)。
けど、部分的に良い所があったり、動かさなければプロポーションが良かったり、旧キットのデザインの方が好きという人もいます。まぁ、これはマイノリティーに分類される方々でしょうが(笑)。
パッと見のみならず、作りもポンコツな旧キットですが、いざ作り始めてみると意外とハマりませんか? なんかこう……出来の悪い生徒を、必死こいて育てて卒業させるような感覚ですよ(笑)。
…で、何が言いたいのかっつーと、せっかく再販される旧キットをもっと買おうぜ!と。
つーのも、行き付けのお店で再販分の予約をしようと思ったんだけど、古いキットは売れない→問屋さんは在庫を抱えるのが嫌→だったら最初から仕入れない→なので小売店に入荷するはずもなく……というガッカリ状態に陥ってしまったので。
かつての人気キットが久々に再販との事で予約も殺到!なんて状況にでもなれば、問屋さんも積極的に仕入れてくれるんでしょうがね。
まぁ、結果的に流通が良くなればいいので、ジャンク扱いにするなり押し入れに直行させるなり、買った後は好きにしろいっ(笑)!
唐突ながら、個人的に再販を熱望するシリーズ!
・クラッシャージョウ
・太陽の牙ダグラム
・超攻速ガルビオン
・エリア88
…ええ、ええ、我ながらムチャ振りだとは思いますよ(笑)。
おそらく『クラッシャージョウ』はスゲー売れる……かどうかは、今の時代ではビミョーですが、競争率はメチャクチャ激しそうな気がします。そんな中でも、再販率がゼロに等しいのは、やっぱBMWかなぁ(笑)。
『エリア88』は再販は無理でも、デカール&新規金型とかどーですか、ハセガワさん?