先日の『アメトーーク!』は、『芸人の新ルールを考えよう!第3弾』でした。
『アメトーーク!』は好きな番組ながら、スポーツ関連回の一部と、勝俣州和が出ている回は確実に見ない俺ッチですが、今後は『芸人の新ルール~』がそこに加わるかもしれません。
何故なら、ムカムカするので。
…あ、スポーツ関連については、単に興味もなければ、持つ事もないだけです。
で、『芸人の新ルール~』について。
TVのショーなので笑わせてナンボというのは分かりますが、新ルールを実際に適用させようとしているのであれば、それはどうかと思うところがチラホラ。
特に情けないのは、挨拶の省略についての提言。
芸能界(ここではお笑い界に限定しているようですが)にあるおかしな風習を変えていこうという大前提の下に本企画があるようですが、仕事上での挨拶が意味するものはどこの業界でも同じ。
認識しただけで虫酸が走るくらいに嫌いな人を相手にした場合であれば話は分かるけど、それ以外で「挨拶なんてしたくない」とか言って許されるのって20代半ばくらいまでじゃないかと。
これを提言した有吉弘行は、そろそろアラフォーじゃなかったっけ? そんな歳にもなって、社会人になってそこそこの若造みたいな事を言ってるんだから情けないというか、はや社会不適合者と言ってもいいレベル。
このシリーズに登場する他の面々は、テレビでの笑いのネタとして提言しているものが多いけど、有吉の場合は現代社会の常識への疑問→不満を抱いた内容が多いので心底から笑えません。
有吉は、毒舌キャラで再ブレイクをしてから数年経つけど、最近はそれが目に付きつつあります。
毒舌キャラという自分の立ち位置が確立されたおかげで言いたい事を言いまくっているようですが、そろそろ尊大さの度が過ぎている気がするんだよね。
笑い混じりながらも、かつて地獄を見たと公言している有吉ですが、一歩どころか半歩踏み違えただけで再び似たような状況に陥りそうなラインに立っているように見えます。
今のところは、まだ好感を持てるので、有吉にはどうか謙虚さを忘れないようにしてもらいたいですね。
なので、文字変換できるようになるのも嫌なので実名は綴らないけど(笑)、同じく毒舌キャラで有名になった牛と一緒にやってる番組、早く辞めて欲しいです。
あの牛に関しては、社会の流れについて行けないという自分のひがみを、公共に向けて吐き出す事で八つ当たっているって感じがします。自分の都合で地球を回っていないと気が済まない、つまりは自分のワガママを荒々しい論調でもっともらしく言い倒しているだけです。
否定こそが美しいとされるネット社会とは相性が良いと思うので、残念ながら今のところは安泰だと思いますが、さっさと消えてくれ。あの風貌も生理的に受け付けないから。
個人的に、つまらないテーマをトークで面白くさせるのが『アメトーーク!』の醍醐味だと思っています。
特に“~○○大好き芸人”がそうですが、テーマに関するものに対し、初めは懐疑的だった視聴者も、どこまで好きなんだよと呆れつつも、少なからずの理解を示すようになれる。否定的だったものを肯定できるようになるというか。
まんべんなくゲストの見せ場を与えられる雨上がり決死隊は温かみがあるだけでなく、司会としても優秀だと思います。
ついでに言うと、このシリーズには確実に出るYOU。
トークに混じれるような適応力はあるけど、テーブルに肘を立てたり、髪をいじったりor頭を掻いたりとリラックスしすぎ。そろそろ、この人も鬱陶しいかな…。