70年代あたりの作品は懐かしいと思いながら観てしまうんだけど、1話完結方式、かつアバウトな脚本が多いので、徐々に飽きてくる作品が多いんだよね(笑)。
たまに、現代の視点で見ても、感嘆するような話もあるんだけどね、たまに。
『バビ2』もその例に漏れず、もはやツッこむ気にもならないくらいにテキトーな話が多いです。
さらに、荒木伸吾さんが参加していない回は作画レベルが異常に低く、目も当てられない状態です。
まぁ、約40年前のコンテンツに難癖を付けるのは無粋だと分かってはいるんですが…。
怪鳥ロプロスと言えば、目付きの悪い赤い巨鳥ですが、

誰なんだよ、お前は。
しかも、Aパートでは赤い巨鳥だったのに、パワーアップ云々なんて説明は一切ないまま、Bパートから急に↑のようなメカナイズドされた姿になってんだから、我が目を疑いましたよ。
まぁ、ロプロスは前の姿の時から録画機能も搭載されていた事だし(笑)、もともと人工物だったから仕方ないのかなーと思い込むようにはするけど…。
バビル2世=浩一くんも急にヘンなカッコをし始めました。

つーか、浩一くんは学ランってのが魅力の一つなのに…。
たとえ学校には行ってなくても(笑)、浩一君の戦闘服は学ランじゃなきゃイヤっ。
主題歌の詞を読む限り、本来なら超能力バトルが見どころになりそうな作品ですが、それが明らかにおざなりになってしまっているので、個人的には浩一くんと由美子ちゃんのメロドラマが見どころです。
バビル2世として覚醒した以上、一緒にいると迷惑が及んでしまうという思いやりから浩一くんは、由美子ちゃんとその家族の前から去り、1人でヨミと戦います。
でも本当は由美子ちゃんと一緒にいたいし、その気持ちは由美子ちゃんも同じ。会いたいけど会えないどころか、顔も合わせられないという悲しい追いかけっこが続きます(この辺のシチュエーションは一貫しているから、あながち間違った見方じゃないと思うんですが…)。
さぁ、2人の想いは成就するのか、乞う御期待(?)。
そーいや、番組開始時に、“現代においては不適切な言動もあんけど、構わず放送すっからシクヨロ”的な断りが入りますが、確かに、そのまま放送していて感嘆しました。
本来なら、当たり前の事なんだけどね。
自分の事を言われているわけでもないのにイチャモンを付ける被害妄想癖や、いわゆる放送禁止用語にはしゃぐアナーキーな連中が過敏に反応するのも、“言葉狩り”を加速させる要因なんだろうな。