複雑、『アキバレンジャー』 | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

連休スタートって事で、1/144 ハイゴッグの製作というノルマをこなしたいんですが、いや~、あいにくの雨で塗装ができなくってさ~……と言い訳。
別に、どこに行くわけでもないんだけどね。
本を読んだり、映画を観たり、プラモ作ったりと、どうも時間がかかる趣味ばかりなので、引きこもりも苦にならないのさっ☆

って事で、録り貯めしてあった『非公認戦隊アキバレンジャー』をイッキ見してました。

ま~、良くも悪くも、実にくだらない作品だこと。
個人的に、いわゆる特撮モノが好きな人はアニメへの興味が薄いと思っている事から、萌えキャラとスパ戦を結び付ける点にカッチーン状態。
ネット用語を多々口にするあたりもイラッとします。
“よい子は観ちゃダメ!”というのがキャッチコピーになってますが、よい子が観ても良いけど、マジメには観るなと。
まぁ、Amazonとかで我先にとレビューを書きたがる人とかにはウケが良いんじゃない(笑)? 

メイン脚本は荒川稔久って事で、最近はスパ戦の生き字引的なポジションに就いていますが、この人の脚本が秀逸とは到底思えません。
この人がメインを担当した『ゴーカイジャー』には、変身前の歴代戦士が数人登場してゴーカイジャーを励ますシーンがよくありますが、そのほとんどが各作品の主題歌の1フレーズをもじったもの。
つまり、他人の言葉を借りてオイシイとこ取りをしてるんだよね。『~VSギャバン』の、“あばよ涙&よろしく勇気”だって、一度でも劇中で言った事あんのかよと。 
この人は、二次創作というかパロディに真価を発揮する人だと思っているので、『アキバレンジャー』とは相性が良いんじゃないかと思います。

東映が公認(つーか、製作)しているのをいい事に、本家の素材をガシガシ使っているのが羨ましいよね~。
例えば、フジテレビで“日本のアニメベスト100”みたいな番組を作る際、『ドラえもん』の素材は提供しないという事態が発生しないような(テレ朝→『ワンピース』という逆パターンもアリ)。
ボウケンジャーの、
インストではなく主題歌が流れるとか、『ゴーカイジャー』より遙かに贅沢だぞ(笑)。
嫌いだとは思っていても、 これがあるせいで見ずにはいられないのですよ…。

まぁ、どこまで人気が出ても、ニチアサに登場→本家の仲間入りだけはさせないで欲しいものです。
これをやってしまうと、背中やブーツに縦一筋に走っている物がファスナーであると容認してしまうようなものなので。