スタッフK その10
錆が出てくるシャワーを浴びるK
「たまに詰まるんですけど・・ それでも熱いシャワー最高です。」
錆が流れてくるという尋常じゃない状況・・・
それでもKは幸せを感じていました。
(おかしいっすよね?Pだったら無理です。)
幾多の困難の中でKの心は少しずつ変わってきました・・・
彼をがんじがらめにしていた
南極の氷のように硬く冷たいその心は
錆まみれのシャワーによって
溶かされていったのです・・・
しかし彼の心はまた冷たく閉ざされてしまいました・・・
三度の給湯器の故障・・・
こんな雪が降る日に
銭湯で髪を濡らしながら出勤するK
そんな彼に声をかけるP
「今日寒いね?」
答えるK
「もう一生直らなんじゃないんでしょうか?」
Pは何も答えれませんでした・・・
Pに出来たのはバレンタインというこの日に
ラスティーネイル仕立ての生チョコを作ってあげることだけです・・・
ということで
こんな雪の日ですがご来店してくださった皆様に
Pの手作りチョコ振舞います。
「ラスティーネイル スタッフKの不幸仕立て」
手作りなのでいびつでごめんなさい・・・
BAR ATLANTIS
京都市中京区四条先斗町上がる松本町161
TEL 075-241-1621
http://www.atlantis-net.co.jp/
お知らせ
今月の24日、当店の眼鏡スタッフである副店長のTの誕生日です。
その日ご来店されるととても面白い光景がみられるかも・・・
23日、24日、Tは両日出勤です。
「エンTプライズ号 ヴォーグHとの死闘」 乞うご期待!!
ブロンクス その2
昨日の続き
ブロンクスはニューヨークの由緒あるホテル
「ウォルドルフ・アストリア」でもっとも人気があったバーテンダー
「ジョニー・ソロン(ソラン)」が創作されたと言われています。
彼のカクテルはとても美味しく今でも伝説的に語り継がれているそうです。
これから紹介する文章はブロンクスについてソロン自身が語ったものです。
我々は当時、あるカクテルをデュプレックス(Duplex)と呼んでいました。
ある夜、私はウォルドルフのメインダイニング「エンパイア・ルーム」の
ヘッドウェイターであるトラバーソンからのオーダーで、それを作っていました。
『デュプレックス』は、フレンチベルモットとイタリアンベルモットが同量、
オレンジピールを入れてステアするカクテルです。
場合によっては、オレンジビターズを2ダッシュします。
トラバーソンは言いました。
「新しいカクテルを創ってみないか?」
その場にいたお客様には私に新しいカクテルを作るなんて無理だという方もいました。
「私にはつくれないでしょうか?(できそうな気もするのですが)」
注文のデュプレックスを作り終えた時に、私はアイディアが浮かびました。
2ジガーのゴードン・ジンをミキシンググラスに注ぎ
次に1ジガーのオレンジジュースを注ぎました。
これで3分の2のジンと3分の1のオレンジ・ジュースの比率になりました。
そして、そこにイタリアンベルモットとフレンチベルモットを1ダッシュずつ加え、
それらを混ぜました。
カクテルグラスへ注いでトラバーソンに差し出した時に、彼は言いました。
「なかなか良さそうだね」
(私はそのカクテルを味見していませんでした)
「飲んでみて、感想を聞かせてよ」
彼はそれを味見するどころか、一気に飲み干してしまいました。
「うまいよ!いいカクテルだ!」
(それは、少なくともトラバーソンにとって大ヒットだったようです)
「それ、私にもちょうだい!」
その光景を見ていた顧客に、その新しいカクテルをつくりました。
しかし、ここで気をつけなければならなかったのは、
この時はまだ、あまり多く、このカクテルを売ってはいけなかったことです。
(オレンジを充分に仕入れなければなりませんし、その時はストックがあまりなかったのです)
カクテル『ブロンクス』の注文はその日から始まり、
それから私達はケース単位でオレンジを買い込む事になりました。
カクテルの名前ですか?
街や川の名前から名付けたものではありません。
私は1日か2日前に、ブロンクス動物園に行き、
これまで知らなかったたくさんの動物を見ていました。
お客様にはカクテルを飲んだ後に
よくいろいろな動物の私に話したものです。
トラバーソンは私に尋ねました。
「お客さんには、このカクテルの名前を何だと言えばいいかな?」
その時、私は動物園の動物達と、お客様との会話を思い出したのです。
「『ブロンクス』だと言ってくれよ」・・・
なんかカッコいい話ですね。カッコいいセリフですね。
Pもこんなセリフ言ってみたいものです。
「男ってのはなぁ、心ん中にピストルと花束をもってるもんなんだよ・・・・ 分かるか?」
by おでんくんより
これPが言ってみたかったセリフです・・・
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今月の24日、当店の眼鏡スタッフである副店長のTの誕生日です。
その日ご来店されるととても面白い光景がみられるかも・・・
23日、24日、Tは両日出勤です。
「エンTプライズ号 ヴォーグK様との死闘」 乞うご期待!!
ブロンクス
久々にカクテルの紹介です。
最近の記事は面白く感じることが多々あり
スタッフのことばかり書いてきましたが
今回はお酒のことを書きます。
ブロンクス Bronx
ジン
ドライマティーニ
スイートマティーニ
オレンジジュース シェイク
このカクテルはアメリカの禁酒法時代に
密造された粗悪なジンを飲むために考えられたとも
摘発逃れのカモフラージュのために考案されたともいわれいます。
名前からも推察できるようにニューヨーク生まれのカクテルで
(ブロンクスはニューヨークのダウンタウンの名前です。)
アメリカでは代表的なクリスマスカクテルとして知られ
現在でもクリスマスが近づくとよく飲まれます。
日本ではあまり知名度はないのですが
海外ではとても人気が高いカクテルのひとつです。
P個人の感覚ですが
造り手の技量が高い次元で求められるような
とても難しいカクテルのように感じます。
このカクテル歴史をたどると
その考案者だと名乗る者が多く現れているのですが・・・
次回その中でPがもっとも真実に近いと思うお話を紹介したいと思います。
このカクテルはスタッフSが今、熱心に研究しているカクテルです。
毎日つくって試飲しているのですが・・・
やはり難しい・・・・
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今月の24日
当店の眼鏡スタッフである副店長のTの誕生日です。
その日ご来店されるととても面白い光景がみられるかも・・・
23日、24日、Tは両日出勤です。
その二日間は男のプライドをかけた銀河をまたにかけた
聖戦が繰り広げられる・・・
「エンTプライズ号 ヴォーグK様との死闘」
乞うご期待!!