1周年
更新がまたご無沙汰になってしまいました・・・
気がつけば昨日でこのブログをはじめ
一年が経っていました。
飽き性でマメという言葉からは
間逆の僕が一年間
このようにブログを書き続けられたの
(最近は忙しくサボり気味でしたが)
奇跡に近いです。
それも読んでくださり、
コメントを頂いたり
お店でお声をかけてくださった皆様のおかげです。
自分のことだけを考えては
きっと続けられませんでした。
人は誰かのために行動する時
がんばれたりするのかもしれません。
それは
僕らの仕事も一緒のような気がします・・・
例えば営業中お客様のためにつくるカクテルは
美味しく出来上がるのですが
営業終了後
練習にと何となくつくったものは
美味しく出来上がってはいるのですが
何か足りない気がいつもします。
その何かは何なのかよく理解しているのですが
恥ずかしくてとてもここでは書けません。
本日は天気が下り坂のため
川床席のオープンは様子を見ている状態ですが
開けるつもりで準備をしております。
死のロードが続いているため
(諸事情により例年より忙しく厳しいのですが)
なかなか更新できていませんが
時間がつくれる限り何か書こうとは
思っています。
少しダラダラ書くことになるかもしれませんが
皆様どうかお付き合いください。
それでは川床の準備に取り掛かりたいと思います。
ではでは
P
BAR ATLANTIS
京都市中京区四条先斗町上がる松本町161
TEL 075-241-1621
http://www.atlantis-net.co.jp/
川床席は条例により23:00までの営業となっております。
雨天の場合は中止になる場合もあります。
ご了承くださいませ。
アグリコールラム その4
先日お客様に聞かれました。
RUMってどういう意味なの?
これはイギリス人が
西インド諸島の原住民たちが
ラムの原型になった
サトウキビからつくられた酒を飲んで
騒いでいる様子を
ラムバリオン(Rumbullion)
(デボンシャー地方の方言だそうです・・・)
と表現したのが名の由来だとされてます。
この言葉には興奮、馬鹿騒ぎと言う意味があります。
16世紀後半
新大陸として注目されていたアメリカ諸国
それらから得られる富をコントロールする名目で、
英国女王エリザベス1世が、
スペイン領の都市を略奪する
海賊達の手助けをしていた事は有名な話なのですが
海賊フランシス・ドレイクの部下である
リチャード・ドレイクが
1586年にモヒートの前身となる
飲み物「ドラケ(draque)」なるものを
キューバの人々へ伝えました。
文献によるとドラケのベースとなるお酒は
アグアルディエンテという
サトウキビを原料とした
単式蒸留器で一度だけ蒸留される
荒削りなスピリッツでした。
これが今のラムの原型となるものです。
以前モヒートの記事の中で紹介させていただいたのですが
ドラケは
ハバナを過去最悪のコレラが襲ったときに
木製のスプーンと共に提供され
医療目的でも消費されていたとされています。
アグアルディエンテがラムの前進である
飲み物なのは
間違いないとはおもうのですが
大航海時代
カリブ海の島々の原住民に
蒸留技術が伝わっていたとは
少し考えにくい事実です。
ラムと言う言葉が生まれた当時
原住民たちが飲んでいたお酒は
今のようなものではなく
まだ蒸留されていない
サトウキビから造るワインのような
醸造酒だったのかもしれません・・・
しかしこれはあくまで
P個人の憶測にしか過ぎないので
何ともいえないのですが・・・
今日も歴史の話になってしまいました・・・
BAR ATLANTIS
京都市中京区四条先斗町上がる松本町161
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川床席は条例により23:00までの営業となっております。
雨天の場合は中止になる場合もあります。
ご了承くださいませ。
アグリコールラム その3
17世紀後半に
ラムは世界規模で大きく発展していきます。
ヨーロッパ強国の植民地政策の中で行われた
あの悪名高い「三角貿易」
この出来事がラムの発展に大きくかかわってきます。
皆さんもちろん学校で習ったでしょうが・・・
まずアフリカから黒人を奴隷として西インド諸島に連れていき
植民地でサトウキビ栽培の労働力とします。
次にその船にサトウキビからとれた糖蜜を積んで
アメリカのニュー・イングランドに運びます。
そこで糖蜜をおろしその地にある
数多くの蒸留所で糖蜜からラムをつくります。
そのラムをつんでアフリカに戻り、
なんとこのラムで黒人を奴隷として交換する・・・
ラムだけではなく武器や繊維なども貿易されるのですが・・・
どちらにせよ
大航海時代以降にイギリスに莫大な利益をもたらすのです・・・
ほんとに悲しいですね・・・
奴隷と言う名の労働力も使いながら利益だけを上げていく
奴隷たちは働けば働くほど奴隷を生み出していく・・・
この植民史上有名な『三角貿易』の中で
RUMは有名酒へとなっていくのです・・・
ラムは歴史的にはとても悲しいお酒なのです・・・
今回もラムの事というよりは
三角貿易の事になってしまいました・・・
ごめんなさい。
つづく
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雨天の場合は中止になる場合もあります。
ご了承くださいませ。

