アグリコールラム その3 | アトランティスのブログ

アグリコールラム その3

17世紀後半に


ラムは世界規模で大きく発展していきます。



ヨーロッパ強国の植民地政策の中で行われた


あの悪名高い「三角貿易」


この出来事がラムの発展に大きくかかわってきます。


皆さんもちろん学校で習ったでしょうが・・・



まずアフリカから黒人を奴隷として西インド諸島に連れていき


植民地でサトウキビ栽培の労働力とします。


次にその船にサトウキビからとれた糖蜜を積んで


アメリカのニュー・イングランドに運びます。


そこで糖蜜をおろしその地にある


数多くの蒸留所で糖蜜からラムをつくります。


そのラムをつんでアフリカに戻り、


なんとこのラムで黒人を奴隷として交換する・・・


ラムだけではなく武器や繊維なども貿易されるのですが・・・


どちらにせよ


大航海時代以降にイギリスに莫大な利益をもたらすのです・・・


ほんとに悲しいですね・・・


奴隷と言う名の労働力も使いながら利益だけを上げていく


奴隷たちは働けば働くほど奴隷を生み出していく・・・


この植民史上有名な『三角貿易』の中で


RUMは有名酒へとなっていくのです・・・


ラムは歴史的にはとても悲しいお酒なのです・・・


今回もラムの事というよりは


三角貿易の事になってしまいました・・・


ごめんなさい。


つづく


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